2017.10.01 08:30

防災食堂やピザ人気 山田高校で学園祭 高知県香美市

非常食や野草を調理して提供した防災食堂(香美市土佐山田町の山田高校)
非常食や野草を調理して提供した防災食堂(香美市土佐山田町の山田高校)
 高知県香美市土佐山田町の山田高校の文化祭「清笑祭」が30日、同校で行われた。防災時の非常食を振る舞う生徒考案の「防災食堂」が初めて開かれたほか、地元の小中学生も出店し、大勢の住民や家族連れでにぎわった。
 
 お化け屋敷や文化部の作品展示などがあり、山田高と南国市の高知東工業高がコラボして制作したピザ窯で焼いたピザは、行列ができる盛況ぶり。例年、年末に開催していた「KYO(香北、山田、大栃)子ども祭り」も同時開催され、小中学生が地元の野菜や加工品などを元気よく売っていた。
 
 防災食堂は、県の「高知県地方創生アイデアコンテスト」で昨年、優秀賞に選ばれた企画。校内で非常食を提供し、地域との交流の場をつくる。日本防災植物協会の斉藤香織事務局長や香美市のヘルスメイト(食生活改善推進員)も協力し、非常食のラーメンやシチューとともに、学校周辺で採集したシロツメクサの天ぷらなども無料で提供した。
 
 非常食を食べた大宮小4年の谷まゆみさん(9)は「全部おいしい。(野草が食べられるのは)びっくり」。防災食堂の発案者の一人、山田高3年の坂本奈緒子さん(18)は「非常食がおいしくないという思い込みを打ち壊したかった。来年も続けてほしい」と話していた。
 
フラフをリメークした服(香美市土佐山田町の山田高校)
フラフをリメークした服(香美市土佐山田町の山田高校)
フラフ服も登場
 文化祭では、フラフをリメークした服を着た商業科の生徒2人がピザを販売。地元の伝統工芸品もPRした。
 
 使用したフラフは、2015年に同校が地域の家庭に提供を呼び掛け集まったもの。生徒たちがデザインを考え、近くで洋裁教室を開く大野喜美子さん(81)がジャケット、ベスト、半ズボンをそれぞれ2着ずつ仕上げた。
 
 1セットにフラフ1枚を使用したオーダーメードで、この日が初めてのお披露目。3年の田村海人さん(18)は「伝統文化に誇りを持って、今後も販売実習などで着ていきたい」と意気込んでいた。

カテゴリー: 教育社会


ページトップへ