2017.09.28 08:35

「カツオ保護で海外と連携を」早大講師が高知市で講演

「海外の科学者やNGOとの交流を」と呼び掛ける真田康弘さん(高知市本町3丁目)
「海外の科学者やNGOとの交流を」と呼び掛ける真田康弘さん(高知市本町3丁目)
 環境政策や国際関係に詳しい早稲田大学客員講師の真田康弘さん(48)が27日、「カツオ・マグロを巡る国際交渉~日本に向けられる厳しい視線」と題して高知市内で講演。「高知カツオ県民会議」メンバーが、不漁問題の打開に向けて海外環境NGOと連携することなどを提案した。

 日本は熱帯域での巻き網による大量漁獲が、自国周辺の不漁につながった可能性を訴えてきた。しかし国際機関「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)科学委員会では、「赤道域での資源量は豊富」「日本近海への影響は限定的」と否定されている。

 真田さんは「WCPFCで資源に最も問題があるとされる魚種がクロマグロ。日本はカツオの保護を求める一方、クロマグロの保護には消極的で信頼性がない」「国際交渉には『一貫性』『誠実さ』が重要だ」と指摘した。

 また「欧米の環境NGOは科学的な知見を積み重ね、強い影響力がある」として連携を提案。このほか、日本が韓国・インドネシアから輸入するカツオの17~30%が不正漁業によるとの外国論文を紹介し、流入阻止を訴えた。

 講演は同会議の情報発信分科会(座長=宮田速雄高知新聞社社長)が企画し、約80人が参加した。

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カテゴリー: 社会カツオ県民会議高知中央社会


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