2017.08.18 07:50

小社会 米国の牧師アレグザンダー・クラメルが「南部の黒人…

 米国の牧師アレグザンダー・クラメルが「南部の黒人女性」と題して演説したのは1883年8月だった。奴隷問題を焦点とする南北戦争が終わり、憲法を修正して元奴隷の市民としての権利を保障してから18年後だ。

 南部の黒人女性を蔑視する状況は変わらないと指摘し、「怪物のようにおぞましい邪悪行為、構造的に機能する制度の邪悪行為は、その制度じたいが消滅してからも長らく生き延びるのです」「死んだはずの果実がまだ生き続けています」(「アメリカの黒人演説集」岩波文庫)。

 演説から130年余り。奴隷制度が残したものに米国がまたまた揺れている。きっかけは白人至上主義者のグループと反対派の衝突だ。死傷者が出た深刻な事件だが、トランプ大統領の発言が混乱に拍車を掛けた。

 人種差別主義に対する非難が遅れた上、暴力は「現場の両陣営の責任」とも。人種差別を容認していると受け止められても仕方ない。米国の理想に逆行する憎悪や偏見などを力の源の一つにしているからなのか。分断は深まるばかりだ。

 対照的なのはオバマ前大統領。南アフリカの故マンデラ元大統領の自伝を引用し「肌の色や出自、信仰を理由に生まれながらに他人を憎む人はいない」とツイッターに投稿。多くの共感が寄せられているという。

 「邪悪行為」を死に絶えさせるのは容易でないにしても、リーダーが延命や増殖に力を貸すことは許されない。


8月18日のこよみ。
旧暦の6月27日に当たります。ひのと うし 八白 友引。
日の出は5時30分、日の入りは18時49分。
月の出は1時31分、月の入りは15時48分、月齢は25.7です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で2時01分、潮位169センチと、16時07分、潮位171センチです。
干潮は9時06分、潮位43センチと、21時39分、潮位110センチです。

8月19日のこよみ。
旧暦の6月28日に当たります。つちのえ とら 七赤 先負。
日の出は5時31分、日の入りは18時48分。
月の出は2時30分、月の入りは16時45分、月齢は26.7です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で3時13分、潮位178センチと、16時58分、潮位184センチです。
干潮は10時06分、潮位30センチと、22時35分、潮位100センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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