2016.03.28 14:46

高知大学の学生サークル作成の学習教材が好評 集中力向上

子どもとのコミュニケーションに活用できる「からふるノート」(高知新聞社)
子どもとのコミュニケーションに活用できる「からふるノート」(高知新聞社)
心落ち着かせる
 小学生の学習支援などをしている高知大学の学生サークル「からふるカンパニー」が作った教材が、子どもたちに好評だ。今の気持ちを書き込むページや心理テスト、塗り絵などが収録されており、子どもの気持ちを落ち着かせ、楽しく学習に向かわせられる工夫をしている。普段じっと座っていることが苦手な子どもが集中するなど効果を上げている。

 からふるカンパニーは2011年に活動を始めた。現在は高知市の江ノ口、第六小学校で週に1回、学生5人ほどが学校に出向き勉強を教えている。

 活動を通してメンバーは、大学生の気を引こうとする子がいることや、普段明るい子がおとなしい日があることなどに気付いた。

 「聞いてほしいことがあるのかもしれない。コミュニケーションを取って関係を強くすれば悩みを相談しやすいかもしれない」。そんな考えから教材「からふるノート」を作った。

 最初の8ページは、今の気分やうれしかったこと、悲しかったことを書き込めるスペースにした。誰かに見せるためではなく、書くことによって子ども自身が気持ちを整理できるとの狙いがある。

 誰かに相談したい時などに手紙を書けるよう、切り取ったら封筒ができるページを付けたほか、すごろくや心理テスト、塗り絵などの「おたのしみページ」も11ページ分ある。

 2月から2校で使い始めたところ、机にじっと座ることが苦手な子が塗り絵に熱中したり、退屈そうにしていた子が「今日は楽しかった」と笑顔を見せたりと、良い変化が見られているという。

 「からふるカンパニー」代表の3年生、田中陽菜さん(21)は「大人と子どものコミュニケーションはもちろん、ゲームも多いので子ども同士でも楽しめます」と話している。

 ノート100部を希望者に無料配布するほか、依頼があれば大学生が出張授業もする。問い合わせはからふるカンパニー(090・6567・6786)へ。

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カテゴリー: 教育大学特集高知中央教育


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