2017.07.12 08:00

小社会 「詩の礫」を生み出したのは福島市の詩人、和合亮一…

 「詩の礫(つぶて)」を生み出したのは福島市の詩人、和合亮一さん。東日本大震災の直後からツイッターで発信した詩が、国内外で大きな反響を呼んだ。例えば2013年2月6日の詩。

 〈ある町から 避難をしてきた 中学生たちと 庭先で 楽しく いろんなお話をした 「今 欲しいもの なあに」 そんなふうに 少年 少女たちとの話の合間に Oさんは聞いた まっすぐに 目を見つめて こう言ったそうだ 「あるよ」「自分の町」〉。

 原発事故で強いられた避難生活のつらさ。避難指示が解除されても、そこにあるのはもう昔のままの古里ではない。被災者は悲しみや絶望で生じた心の破れ目に、再起への決意や希望を縫い合わせて生きている。その姿が見えなくなるほど風化が進んでいはしないか。

 違和感や疑問が心に浮かんできたら、すぐにツイッターでつぶやく。まるで拾い上げた小石を無造作に投げつけるように。そうやって詩の礫を投げ続けていれば、大震災や原発事故は決して過去のものとはならないだろう。

 犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」法が施行された。こちらにも違和感や疑念がつきまとう。乱用されて一般市民が罰せられる恐れは本当にないのか。監視社会になるのではないか。

 不安や懸念が置き去りにされている以上、これからも言葉の礫を投げ続けるほかない。一つ一つは小さくても、積み上がればそれは重く大きくなる。


7月12日のこよみ。
旧暦の閏5月19日に当たります。かのえ ね 九紫 大安。
日の出は5時05分、日の入りは19時18分。
月の出は21時21分、月の入りは7時39分、月齢は18.0です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で1時35分、潮位86センチと、13時53分、潮位25センチです。
満潮は7時13分、潮位182センチと、20時32分、潮位180センチです。

7月13日のこよみ。
旧暦の閏5月20日に当たります。かのと うし 八白 赤口。
日の出は5時05分、日の入りは19時18分。
月の出は21時57分、月の入りは8時36分、月齢は19.0です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時13分、潮位85センチと、14時28分、潮位31センチです。
満潮は7時52分、潮位178センチと、21時06分、潮位178センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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