2017.07.05 08:00

小社会 日本のはるか南の海上で発生した後、台風には時季に…

 日本のはるか南の海上で発生した後、台風には時季によって平均的な進路がある。6月ごろは北西にまっすぐ進むことが多く、7月からは沖縄付近などで北東方向に進路を変える。日本への接近が多いのは8、9月だ。

 あくまで「平均的な」であり、きのうの日中、高知県を西から東に抜けた台風3号のように例外もまた多い。長崎市に上陸した後、北東へ向かわず、ほぼ東に進んだ。あまり経験のないコースに首をかしげた人も多かったのではないか。

 哲学者の和辻哲郎は名著「風土」で台風について、季節的でありながらも突発的、水の恵みとともに暴風や洪水による災害をもたらす「二重性格」を特徴に挙げている。和辻はそこから日本人の国民性の分析へと筆を進めるが、ここでは触れる余裕がない。

 特徴のうち「突発的」に関しては、観測・予報技術の飛躍的な向上で様変わりした。3号についても進路や風雨の強さなどの情報が細かく提供され、各地の自治体も早めの対応をとったようだ。避難などに役立てた住民も多いだろう。

 過去の甚大な被害を教訓として生かした結果だが、自然は時に人知を軽々と超える。地震や津波はむろん、気象でも雨の降り方などが随分と荒っぽくなっている。被害を少しでも減らすための努力は永遠に続く。

 梅雨末期の集中豪雨や本格的な台風シーズンはこれからだ。「油断大敵」という慣れ親しんだことわざを改めて。


7月5日のこよみ。
旧暦の閏5月12日に当たります。みずのと み 七赤 仏滅。
日の出は5時01分、日の入りは19時20分。
月の出は15時55分、月の入りは2時07分、月齢は11.0です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で2時51分、潮位162センチと、16時32分、潮位155センチです。
干潮は9時50分、潮位52センチと、21時53分、潮位99センチです。

7月6日のこよみ。
旧暦の閏5月13日に当たります。きのえ うま 六白 大安。
日の出は5時02分、日の入りは19時19分。
月の出は16時47分、月の入りは2時45分、月齢は12.0です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で3時36分、潮位166センチと、17時14分、潮位164センチです。
干潮は10時29分、潮位42センチと、22時39分、潮位97センチです。
カテゴリー: 小社会コラム


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