
15年6月15日付・朝刊
安保法制に「ノー」 高知市で若者が憲法まつり
安倍政権が今国会で成立を目指す安全保障関連法案に、若者から反対の声を上げようというイベント「若者憲法まつり」が6月14日、高知市内で行われた。
日本民主青年同盟(民青)の高知県内メンバーが企画し、中央公園北口に30代までの約30人が集まった。
雨よけのテントの中で憲法に関するクイズなどを行った後、南拓人弁護士(31)が憲法改正を中心に講演。「憲法を一度変えるとすぐには戻せない。改憲でどんな影響があるのか考えてほしい」と訴えた。
参加した男子高校生は「戦後70年、変わってなかった憲法解釈が変わるなど、日本がどんどん変わっている気がする」。
実行委員長の浜口正紀さん(28)は「戦争になれば、実際に戦場に行くことになるのは若い人たち。そうしたことを多くの若者が知り、考えるきっかけになれば」と話していた。
【写真】憲法の講演を聴いた後、中心商店街をデモ行進する若者(高知市帯屋町1丁目)
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