2014高知豪雨
2014年12月6日朝刊

8月台風で浸水被害の日高村トマト選果場が復旧し再稼働

 8月の台風の浸水被害で、使用できなくなっていた高知県高岡郡日高村本郷のJAコスモス「トマト選果場設備」の復旧作業がこのほど終わり、再稼働を始めた。日高村特産の高糖度トマト「シュガートマト」の集出荷が最盛期を迎える直前で、関係者は「安定した品質と量を届けられる」と胸をなで下ろしている。

 選果場は高糖度トマトの選果施設として2001年に設置。現在、日高村、佐川町、吾川郡仁淀川町の約30の農家から年間計約650トンのトマトを受け入れ、処理している。

 8月3日の台風の集中豪雨で施設内が約1メートル浸水。設備全体の動力部分や、糖度を測る光センサー機、糖度と大きさで実を判別する機器などが漬かり、設備が故障、使用できなくなっていた。

 その後、国、高知県、関係町村の補助を受け、9月から新しい機械設備導入を開始。浸水の教訓を生かし、1メートルかさ上げして機器類を設置した。総事業費は約3億3千万円。

 JAコスモスなどによると復旧までの間、トマトを出荷する農家が、トマト選果場設備を使わずに目視で品質を選別。豪雨によるハウス浸水で苗の植え付けが遅れたこともあり、出荷への影響は少なかったという。

 JAコスモス日高支所の片岡誠人・営農経済課長は「農家の方々に負担を掛け、申し訳なかった。今後も質の安定したトマトを消費者へ届け、シュガートマトやピュアトマトの知名度を一層浸透させていきたい」と意気込んでいる。

【写真】再稼働したJAコスモス日高支所の「トマト選果場設備」(高知県高岡郡日高村本郷)





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