2014高知豪雨
2014年9月27日朝刊

高知市鏡的渕の避難指示、3月めどに解除 県と高知市が説明会

 高知県と高知市は26日夜、8月の豪雨に伴う斜面崩落のため、避難指示が続いている高知市鏡的渕の小塩団地住民への説明会を開き、応急対策工事を遅くとも来年3月初旬までに終える計画を示した。高知県はできるだけ完了を前倒しする考え。高知市防災対策部は「応急対策工事が終わり、安全性が確認できれば、避難指示を解除することになる」としている。応急対策に続く本対策工事は完了までさらに1年ほどかかる見通し。

 小塩団地は鏡川支流の的渕川沿いにあり、対岸の斜面が幅約120メートル、縦約100メートルにわたって崩落した。高知市は8月7日に避難指示を出し、12世帯34人が公営住宅やアパートなどで避難生活を送っている。

 高知県が8月下旬から行ったボーリング調査によると、斜面は固い岩盤の上に風化した岩の層と礫(れき)混じりの土砂の層が載っている。崩落は豪雨で地下水の水位が上がり、土砂が水を含んで重くなったことが要因。斜面は今はほぼ動いていないが、崩落箇所のやや上部で今後、最大で厚さ約20メートルの土砂が縦約100メートルにわたって崩れる可能性があるという。

 高知県は、地下水の水位が上昇しないよう、水を抜く横穴13本(長さ35メートル)を斜面に掘る応急工事に近く着手。事業費1730万円で、工期は3月初旬まで。その後の本対策工事では、斜面を鋼製ワイヤとコンクリートなどで抑え付けて岩盤に固定する方針で、工事は2015年度末までに終えたい考えだ。

 説明会には地元住民17人が出席。「一日も早く家に帰りたい。工事のめどが立ち、とりあえずほっとした」「帰れる日が分かればいいが、まだ分からない。来年の梅雨の時季を考えると、きっちり安全にしてほしい」などと話していた。





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