2014高知豪雨
2014年8月31日朝刊

高知県内の雨 8月は記録ずくめ 繁藤で平年の7.3倍 高知市は30日連続

 降水量は平年の1・8〜7・3倍、高知市は30日連続で降水を記録―。天候不順が続いたこの夏の高知県内は、台風12号や11号による豪雨の影響もあって記録ずくめとなった。昨年の「歴史的猛暑」から一転して「雨ばかりの夏」になった様子を、高知地方気象台のデータで振り返ってみると―。

 降水に関する高知地方気象台の観測地点は高知県内に26カ所ある。

 8月1〜27日の降水量が最も多かったのは、繁藤(香美市)の2381ミリ。平年の実に7・3倍に達した。そのほか魚梁瀬(安芸郡馬路村)、船戸(高岡郡津野町)、鳥形山(吾川郡仁淀川町)の3地点で2千ミリを超えた。

 高知市も1553・5ミリで、平年のおよそ6倍になった。高知市内の年間降水量は平均2547・5ミリ。約7カ月分の雨が8月に集中した計算だ。

 歴史的規模

 雨の記録も続々と更新された。

 まず1日当たりの「日降水量」。

 高知市では8月3日に372ミリを記録し、1886年の観測以来最多となった。

 さらに本山、繁藤、佐川、後免、船戸、鳥形山、田野、梼原、須崎、江川崎、三崎(土佐清水市)、宿毛の計12地点で、日降水量が200ミリ超となる日があった。これら12地点でも、それぞれ観測記録を更新。台風12号、11号による豪雨が歴史的規模だったと裏付けた。

 高知地方気象台によると、雨量計とは別の「感雨器」が高知県内4カ所にある。それらの観測によると、高知市は8月1日から30日まで雨が降った。31日も雨が降れば、8月は「雨ゼロ」が一日もなかったことになる。

 太陽見えず

 昨年の高知県は「歴史的猛暑」だった。

 8月12日に江川崎で気温41・0度を観測し、最高気温の日本記録をつくった。高知県内16観測地点で7〜8月に記録した猛暑日も172日に達した。

 それが一転、今年の7〜8月、猛暑日は22日しかない。寝苦しさの指標となる「熱帯夜」(最低気温25度以上)についても、昨年7〜8月に高知市では43日もあったのに対し、今年は15日にとどまっている。

 その結果、太陽も顔を見せなかった。8月1〜27日、高知県内15観測地点の日照時間は、平年のわずか0・3〜0・6倍にすぎなかった。

 この夏の天候について、高知地方気象台は「太平洋高気圧の張り出しが弱かったため、南からの暖かく湿った空気が西日本に入り込んだ」と説明する。

 きょう31日も高知県の中部と東部は「曇りで夕方から雨」、西部は「曇り時々雨」の予報が出ている。





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