2014高知豪雨
2014年8月22日朝刊

北川村の国道493号 9、10月に仮復旧

 台風11号による国道493号崩落で一時孤立していた高知県安芸郡北川村平鍋の集落に21日、高知県が仮復旧のスケジュールを示した。奈半利川沿いに走る国道の崩落箇所のうち、集落の上流部は9月上旬、下流部は10月末までの通行再開を目指す。本格復旧は2年程度かかる見通し。

 高知県安芸土木事務所や北川村によると、493号は集落の下流約4キロで山側斜面が高さ約40メートル、長さ約200メートルの規模で崩落。さらに約300メートル下流では路面自体が約30メートルにわたって川側へ崩れている。上流約500メートルでも山肌が高さ約40メートル、長さ約50メートルにわたり崩れ、14世帯31人が一時孤立した。

 15日夜には上流の二又地区につながる林道(車両通行可)が復旧したが、下流の北川村中心部へはこの林道経由で馬路村や東洋町を迂回せねばならず、不便な状態が続いている。

 この日は高知県職員ら7人が平鍋地区の集会所を訪れ、林田慎一郎区長(69)ら住民9人に「崩落規模が下流より小さい上流の仮復旧を急ぐ」などと復旧見通しを示した。

 上流では崩落斜面の上部にも亀裂が見つかっており、地表の動きを感知するセンサーや仮設防護柵を設置する。下流は、崩落地点のやや上流から対岸へ仮設橋(長さ60〜70メートル)を渡し、村道経由で北川村中心部へ通行できるようにする。

 林田区長は「乳児や高齢者がいるほか、10月末にはユズ出荷が始まる。復旧を急いでほしい」と話している。

【写真】高さ約40メートル、長さ約50メートルにわたって崩れた山斜面(高知県安芸郡北川村平鍋)





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