2014高知豪雨
2014年8月13日朝刊

北川村のヒマワリ13万本が全滅 畑全体が冠水

 高知県安芸郡北川村小島の休耕田に住民らが咲かせたヒマワリ約13万本が、台風11号の豪雨でほぼ全滅した。住民らは15日まで予定していた臨時観光案内も中止。鮮やかに咲き誇っていただけに「本当に残念。自然には勝てん」と悔しがるが、「次は菜の花を咲かせたい」と前を向いている。

 ヒマワリ畑は、北川村中部地域の和田、小島、平鍋の3地区の住民が協力。5月末、小島の休耕田約6千平方メートルにヒマワリの種13キロを植え、見頃を迎えていた。

 11〜15日には住民が臨時の観光案内所を設け、奈半利川で捕れたウナギやアユ、はちみつなどの販売も予定していた。

 ところが、台風11号が直撃。ヒマワリはほとんどが倒れ、畑も全体が冠水した。また、奈半利川を挟んで対岸の国道493号が崩落し、平鍋地区が孤立。その他の地区の関係者も停電や土砂崩れなどの対応に追われ、ヒマワリ畑の修復を断念した。

 中心メンバーの仁井田瞭(あきら)さん(75)は「被災した村民もいるので、これぐらいのことではへこたれていられない。次も絶対成功させる」と強調。来春に向け、年内に菜の花の種を植える考えを明らかにした。

 この休耕田は、住民らが「地域に外から人を呼び込もう」と、昨年12月からレンゲの種やチューリップの球根を植えたが、ほとんど咲かずに失敗。めげずに面積を拡大してヒマワリを植え、開花にこぎ着けていた。

【写真】台風で冠水し、ほとんどのヒマワリが倒れた畑(10日午後、高知県安芸郡北川村小島)




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