2014高知豪雨
2014年8月12日朝刊

北川村平鍋に生活物資空輸 復旧工事きょうにも開始

 台風11号の豪雨で高知県安芸郡北川村の奈半利川沿いを走る国道493号が崩落し、北川村平鍋の集落(14世帯31人)が孤立していることを受け、北川村は11日、高知県消防防災ヘリの出動を要請し、集落に水や食料などを空輸した。道路を管理する県は、早ければ12日にも復旧作業に入るが、計3カ所の崩落現場のうち集落下流側は損壊が大きいため、上流側の復旧を急ぐ方針。

 高知県安芸土木事務所や北川村によると、493号は、平鍋集落から北川村中心部に向かう下流約4キロ地点で山側斜面が崩壊。さらに約300メートル下流で路面自体が約30メートルにわたって川側に崩落している。

 また、安芸郡馬路村、東洋町に通じる集落上流約500メートル地点も山側が崩壊。道路をふさいでおり、集落は完全に孤立している。

 2011年の台風による北川村小島、平鍋両地区の493号の不通は、仮復旧に約3カ月かかったが、安芸土木事務所は今回は下流側の被災規模が大きい可能性があると分析。「復旧に3カ月以上要すこともあり得る」としている。

 このため、復旧作業は集落上流側を優先。土砂の撤去を急ぎ、週内の仮復旧を目指す。

 11日のヘリ輸送は、北川村が5日分の飲料水や非常食のほか、ガソリン、電池などを用意。安芸郡安田町の中芸広域体育館駐車場から高知県消防防災ヘリに積み込み、平鍋集落まで運んだ。

 集落の停電も11日午後に解消され、林田慎一郎区長(69)は「皆が生き返った気分。勤め人もいるので、通行止めが早く解消されることを期待したい」と話していた。

 北側村は平鍋の人口を10世帯27人としていたが11日、14世帯31人と訂正した。

【写真】高知県消防防災ヘリに物資を積み込む乗組員ら(11日午後、安田町東島)



・「2014高知豪雨」次の記事へ
・「2014高知豪雨」前の記事へ
・「2014高知豪雨」トップへ
・「高知新聞」ホームへ

 

総カウント数
本日は
昨日は