2014高知豪雨
2014年8月12日朝刊

四万十川と伊尾木川の3沈下橋が増水で流失、損壊

 台風11号の大雨による河川の増水で、高知県内で沈下橋の流失や損壊が相次いでいたことが11日分かった。

 四万十市西土佐では、四万十川に架かる長生(ながおい)沈下橋の橋桁の一部(長さ約12メートル)が流失した。長生沈下橋は1960年の建設で、長さ約120メートル、幅約3メートル。2009年8月の台風9号、11年7月の台風6号の増水でも同じように流失したが、今回は過去2回とは別の部分が壊れた。

 長生沈下橋は長生地区と半家(はげ)地区をつないでおり、流失した橋桁は長生寄り。半家寄りでも橋桁のずれが確認された。

 長生地区の男性(73)は「最近の増水で老朽化した部分が順番に流されている。復旧までは数キロ迂回(うかい)しないと対岸にいけない。生活道なので大変だ」。

 高岡郡四万十町若井では、四万十川に架かる若井沈下橋(長さ約85メートル、幅約3・2メートル)の中央部の橋桁4枚(総長24・1メートル)と橋脚3本が増水で流失した。

 若井沈下橋は57年に完成し、現在は歩行者のみが利用できる。対岸との往来はすぐ近くに若井大橋がある。

 安芸市では伊尾木川を挟み、伊尾木の花地区と川北甲の加増家(かそけ)地区を結ぶ沈下橋(長さ約60メートル、幅約3メートル)が損壊。63年の完成からこれまでに大きな損壊はなかったという。

 安芸市建設課は「近隣住民の生活道であり、両岸の県道を結んでいて交通量も多い。ただ、復旧には道だけでも1年、橋脚が傷んでいれば数年かかる可能性もある」としている。

【写真】四万十川の増水で橋桁の一部が流失した長生沈下橋(11日午後5時15分ごろ、四万十市西土佐長生)



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