2014高知豪雨
2014年8月12日朝刊

高知県内10日で年雨量5割超の地点も 台風11、12号豪雨

 高知県を相次いで襲った台風12号、11号豪雨の降り始めから10日間の総雨量が、気象庁が高知県内26カ所に設置している全ての観測地点で、8月1カ月の雨量の平年値を上回ったことが、気象庁のデータで明らかになった。香美市の繁藤では5倍近くに達した。年間雨量の5割超が降った地点もあり、甚大な浸水被害をもたらした連続台風の猛威が数字上から裏付けられた。

 2〜3日の豪雨の要因となった台風12号と、10日早朝に安芸市付近に上陸した台風11号は、速度が遅かったのが共通点。

 気象庁が観測した1日午前3時の降り始めから、11日午前0時までの総雨量は、吾川郡仁淀川町の鳥形山が2008・0ミリと最も多く、高岡郡津野町の船戸の1797・5ミリ、繁藤の1754・0ミリと続いた。

 8月1カ月の平年値と比べると、繁藤では4・8倍という記録的な雨量となった。12号豪雨で道路冠水や家屋浸水の被害が相次いだ高知市の1208・0ミリも4・2倍。南国市の後免の1062・0ミリも4倍を超え、足摺岬の1・1倍、室戸岬の1・9倍以外の全地点で、2倍以上の降雨を観測した。

 また、長岡郡本山町の1529・0ミリは、年間雨量の平年値2616・2ミリの58・4%に達した。繁藤や高岡郡佐川町、船戸の総雨量も年間雨量の5割以上となり、11号豪雨で家屋の浸水被害が多く出た高岡郡四万十町の窪川でも、年間雨量3089・0ミリの38・1%に達した。

 高知県災害対策本部によると、11日夜までに市町村から報告があった台風11号の浸水被害は床上212棟、床下355棟の計567棟。12号と11号を合わせた浸水被害は、連続で漬かった家屋を含めて床上543棟、床下751棟の計1294棟に達している。



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