2014高知豪雨
2014年8月11日朝刊

国道493号が3カ所崩落 北川村平鍋で27人が孤立状態

 台風11号の豪雨で、高知県安芸郡北川村の国道493号が計3カ所で道路や斜面が崩落して通行できなくなり、北川村平鍋の10世帯27人が孤立状態になっていることが10日朝、分かった。北川村などによると、住民に被害はないが、全戸が停電し、有線電話も通じない状態。復旧のめどは立っておらず、北川村は高知県に要請し、食料や日用品をヘリ輸送する方針。

 現場はいずれも奈半利川沿い。平鍋集落を挟み込むように、集落の下流側2カ所と上流側1カ所で崩落が発生した。

 高知県安芸土木事務所によると、下流側は北川村温泉(北川村小島)から上流へ約100メートルの路面が長さ約30メートルにわたって川側に崩落。さらにその約300メートル上流で、道路の山側斜面(高さ約40メートル、長さ約200メートル)が崩れた。

 平鍋集落の上流側は集落から約500メートルの場所。山肌が高さ約40メートル、長さ約30メートルにわたって崩れ、道路をふさいだ。

 北川村によると、集落にけが人や体調を崩している人はおらず、食料も数日分の備蓄があるという。携帯電話で取材に応じた林田慎一郎区長(69)は「停電で冷蔵庫も使えない。早く解消してもらいたい」と訴えている。

 大寺正芳村長は「道路を管理する県に、一日も早い孤立解消を要望したい」としている。

 平鍋周辺は2011年7月にも台風による大雨で、国道の崩落や大規模な土石流が発生。493号が通行止めになるなどした。

【写真】国道493号の路面が崩落した現場。右側は増水した奈半利川(10日午後4時ごろ、北川村小島)

馬路村も一時孤立

 高知県安芸郡馬路村と安芸郡安田町を結ぶ県道安田東洋線も10日、安田町瀬切で土砂崩れで通行できなくなっていることが分かった。

 北川村から馬路村へのルートも通行止めのため、馬路村は村全体が孤立状態となったが、10日夕、瀬切の崩落現場が復旧した。雨量規制のため緊急車両以外は通れないが、11日午後には規制解除の見込みという。



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