2014高知豪雨
2014年8月9日夕刊

台風11号高知県内西部から暴風域 南国市全域に避難勧告

 強い台風11号は9日午前、勢力を保ったまま足摺岬の南南西の海上を北上し、鹿児島県の大隅半島や宮崎県の一部が風速25メートル以上の暴風域に入った。高知県は西部から暴風域に入り、9日夜から10日未明にかけて上陸する恐れがある。高知発着の航空便で欠航が相次ぐなど、お盆の帰省ラッシュにも影響。高知地方気象台は9日、高知県内全域に大雨(土砂災害、浸水害)、洪水、暴風警報、沿岸全域に波浪警報を出し、厳重な警戒を呼び掛けている。

 高知県内では9日早朝から県西部を中心に雨脚が強まり、土佐清水市の三崎で時間雨量38・0ミリの激しい雨を観測。四万十市の中村や宿毛市、高岡郡四万十町の大正などでも20ミリを超える強い雨が降った。

 高知県災害対策本部によると、南国市(2万1827世帯、4万8566人)と、土佐郡大川村(236世帯、423人)が9日朝、全域に避難勧告をそれぞれ発表。安芸市や四万十市、高岡郡中土佐町、佐川町の一部などでも勧告が出ている。

 高知市の鏡的渕地区(12世帯、34人)のほか、地滑り被害が懸念される長岡郡大豊町では、大平(おおだいら)地区など計35世帯、62人に引き続き避難指示が出ている。

 9日午前から10日午前にかけての時間雨量は、高知県西部の多い所で110ミリ、中部で100ミリ、東部で120ミリに達する見込み。10日正午までの24時間雨量は、県中部・西部の多い所で600ミリ、東部で700ミリに上る。

 10日にかけて予想される最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。波の高さはうねりを伴って12メートルとなっており、高潮への警戒も必要だ。

 台風は9日午前11時現在、足摺岬の南南西約250キロの海上を時速15キロで北北東へ進んだ。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートル。中心の半径170キロ以内が暴風域。

 【写真】次々に押し寄せる台風11号の高波(8月9日午前9時20分ごろ、高知県四万十市下田)



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