2014高知豪雨
2014年8月7日朝刊

台風11号北上 影響懸念 豪雨禍の大豊町 緊張状態続く

 高知県中部で降り続いた大雨の影響で地滑りの危険性が高まっている長岡郡大豊町の寺内地区では、国道32号の路面で亀裂が確認されるなど事態が深刻化し、6日午後も緊張した状態が続いた。北上中の台風11号は高知県へ上陸する恐れもあり、高知地方気象台が大豊町など高知県中部を中心に土砂災害への警戒を引き続き呼び掛けている。

 1日午前3時から6日午後9時までの総雨量は、香美市の繁藤で1380・0ミリと最も多く、長岡郡本山町で1201・5ミリ、吾川郡仁淀川町の鳥形山で1102・5ミリと続いた。高知市でも872・5ミリに達した。

 8月雨量の平年値と比べると、繁藤で3・8倍(平年値359・2ミリ)、本山町で3・1倍(平年値387・1ミリ)、高知市で3・0倍(平年値282・5ミリ)と、各地で記録的な雨量が観測された。

 高知県災害対策本部によると、6日午後9時現在、家屋の浸水被害は床上343棟、床下305棟の計648棟。

 高知地方気象台は6日午後4時55分、大豊町に発表していた大雨警報を注意報に切り替えた。大豊町は大平(おおだいら)、寺内地区の計32世帯、54人を対象とする避難指示を継続し、警戒を続けている。

 台風11号は6日午後9時現在、強い勢力を保ったまま沖縄県・南大東島の南約250キロの海上を時速約10キロで北東へ進んだ。中心気圧は955ヘクトパスカルで、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。

 台風が予報円の中心を通った場合、10日午後3時から11日午後3時の間に高知県に最接近し、上陸する可能性もある。既に台風の影響で海上にうねりが出ており、高知地方気象台は高知県内の沿岸全域に波浪注意報を出している。



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