2014高知豪雨
2014年8月5日夕刊

大豊町で地滑り危機 町道に亀裂 住民避難

 5日早朝、高知県長岡郡大豊町の大平(おおだいら)地区の町道に亀裂が入っているのが見つかった。大豊町役場によると、幅300メートル、高さ400メートルにわたる大規模な地滑りの恐れがあるといい、近くに住む11世帯18人が知人や親類宅に避難した。国土交通省と高知県、大豊町が現地に職員を派遣して調査している。

 大豊町によると、5日午前5時10分ごろ、大平地区の住民から「自宅の裏から水が大量に出ている」と大豊町の災害対策本部に連絡があった。

 駆け付けた消防団員が民家近くの町道で亀裂を発見。亀裂は徐々に広がり、民家が傾いて石垣が崩れ始めていたことから、消防団員が危険と判断し、周辺の住民に避難を呼び掛けた。

 避難した大平地区の女性(77)は「家の周りのセメントから『パリパリ』と音がして、亀裂が次第に広がっていた。大変だと思って逃げた」と話した。

 大平地区は大豊町役場から東へ約10キロの国道439号に近い集落。大平地区に近い大豊町佐賀山地区に国交省が設置した雨量観測所のデータによると、1日夜の降り始めから5日正午までの累積雨量は1358ミリに達している。

 一方、吾川郡いの町小川樅ノ木山では3日朝、町道脇の山が幅50メートル、高さ70メートルにわたって崩落。高樽地区の13世帯19人が孤立していたが、5日午前に復旧作業を終えて孤立状態は解消された。

 【写真】亀裂が入った大平地区の町道(5日午前11時40分ごろ、大豊町大平)



・「2014高知豪雨」次の記事へ
・「2014高知豪雨」前の記事へ
・「2014高知豪雨」トップへ
・「高知新聞」ホームへ

 

総カウント数
本日は
昨日は