2014高知豪雨
2014年8月5日夕刊

高知県内の物流、四苦八苦 高知道通行止めで遅れ続出

 大雨の影響で通行止めになっていた高知自動車道が5日午前、ほぼ2日半ぶりに規制解除された。この間、食品や工業製品などの物流を担う運輸、流通業界は迂回(うかい)ルートを使った配送を余儀なくされていた。

 高知県内では国道32号も長岡郡大豊町で通行止めが続いていた。運輸・運送業界のトラックはこの間、愛媛県や香川県と高知県を結ぶ物流については寒風山トンネルを通る国道194号経由▽関西、関東方面と結ぶ物流は室戸経由―などで対応してきた。ある運送会社は「配達に大幅な時間遅れが出た。一般道を走り、運転手の疲労も大きく大変」と話す。

 青果や工業製品などを運ぶ相互物流は、関西や東海方面への荷物を3日から室戸回りで運搬。「距離にして100キロぐらい余分に走っている。青果は市場に間に合うよう通常より2時間早めの出発。乗務員のやりくりにも四苦八苦した」という。

 食品などを運ぶ四国西濃運輸高知支店も迂回路を走らせ、「お盆前の繁忙期。このまま台風11号が来るとどうなるか」と心配する。

 高知県内のコンビニ向けの弁当や総菜などを香川県宇多津町から高知県へ持ち込んでいる食品卸の旭食品は「3日は室戸回りで配送が7時間の遅れ。国道194号の寒風山ルートで入れた4日は、2時間ぐらい遅れが出たのではないか」。

 スーパーや卸会社は、高知市内などの流通センターなどに相応の在庫があり、極端な品不足にはなっていないが、スーパーのサニーマートは「日配品はセンターに在庫がなく、3日は県外からの牛乳などが品薄だった。メーカーも何とか届けようとしてくれている」と話す。

 高知市卸売市場で荷受けをする複数の業者によると、県外産の青果などは4日から遅延が相次ぎ、鮮魚では入荷中止も。高知丸果中央青果は「雨で消費の動きもよくないので相場は弱含み。業務に大きな支障はない」とするが、悪天候で漁自体が少なくなる水産物は値段が上昇傾向。大熊水産は「荷物は通常の65〜70%。カツオやマグロ類は品薄で、今後も悪天候が全国的に長引くと、例年より相場は高くなるだろう」としている。

 【写真】2日深夜から通行止めが続いていた高知自動車道(5日午前、南国市の南国インターチェンジ)



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