07年3月14日付・朝刊

 県代替機を要請 全日空知事に陳謝

 全日空ボンバルディア機の胴体着陸事故を受け、県は13日、「同型機に対する県民の不信の念は一層強まっている」として、高知―大阪線に安全性が確保さ れた代替機を導入するよう全日空に要請。同日夜には同社の大前傑(すぐる)副社長が県庁を訪れ、橋本大二郎知事に陳謝した。

 県は、ボンバルディア機に度重なる不具合が発生していることを踏まえ、今回の事故で高知―大阪線を「県民が安心して利用し得ないのではないかと危惧(きぐ)している」と懸念。代替機導入を文書で求めた。

 高松空港から陸路高知入りした大前副社長は同日夜、知事室で橋本知事に「心からおわび申し上げる」と陳謝。橋本知事は「県民が不安に思っていたことが現 実になった」と問題視し、高知―大阪線が本県の経済、観光面で大きな役割を果たしていると強調。「早急に万全の態勢を取ってほしい」と要請した。

 大前副社長は「安心していただける運航に全力を尽くす」とする一方、事故原因究明は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会に「協力する」と述べるにとどめた。

 県交通政策課によると、高知―伊丹間で運航するボンバルディア機の運航トラブルは就航以来85件発生。17年6月には県が同社に安全運航の確保を申し入れ、当時の社長が県庁を訪れて陳謝した経緯がある。県は13日、国交省にも早急な事故原因の究明を文書で求めた。

 一方、県議会は同日の企画建設委員会(東川正弘委員長)で、国交省に機種変更を含めた安全性確立を求める意見書を提出する方針を固めた。

 ・「ボンバルディア機胴体着陸」次の記事へ
 ・「ボンバルディア機胴体着陸」トップへ
 ・「高知新聞」ホームへ