07年3月14日付・朝刊

 「全日空は命を軽視」 県民の怒り爆発

 「とうとう起きた…」「県民の命を軽視している」。全日空ボンバルディア機が胴体着陸した13日、相次ぐ故障に不安を募らせていた県民の怒りが爆発した。

 商品の仕入れなどで月1回は同機を利用していた高知市の自営業の男性(58)は「あまりに不具合が多いので昨年から高速バスに変えた」と険しい表情。「『1時間1便』にこだわって危険な航空機を飛ばすのは本末転倒だ」と訴える。

 同じように仕事で同機を月1回利用する土佐郡土佐町の女性(58)は「機体に欠陥があるのは明らかで、そんな機を使う全日空の責任は重い。県民の命を軽視しているのではないか」と憤る。

 高知市の旅行代理店支店長によると「(ボンバルディア機のトラブルは)『ああ、またか』というのが業界内の受け止め方」とか。こうした冷ややかな見方が全日空側に通じないことにいらだちを見せ、「顧客の安全確保が第一。確かな改善策をとってほしい」と訴える。

 そうした思いはどこまで通じるのか。これまで同機を利用して大阪府の実家に里帰りしていた高知市の主婦(27)は、「昨年息子が生まれた。もうボンバルディアには乗らない」と話した。

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