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8月25日(金)・朝刊
熱気伝える4900枚 高知市でよさこいスナップ写真展
県営業写真家協会(宗石雄久会長)による第四十七回よさこい祭りの「踊り子隊集合スナップ写真展」が、高知市帯屋町二丁目のダイエーショッパーズ高知店で開かれている。九月五日まで。
県内の写真館など五十八店舗が加盟する同協会は、よさこい祭りを三十四年間撮り続けており、昭和四十七年から毎年展示会を開催。今年は、十七店のカメラマンが撮影した百八チームの団体写真とスナップ約四千九百枚を展示している。
同店の地下一−五階の階段に沿った壁には、祭りの写真がずらり。ピタリとポーズが決まった瞬間や、踊り終えてホッとした表情など、踊り子それぞれの夏の一場面が並ぶ。
自分たちの写真を探しに来たという若者は、「ここにあった」「なかなかよう写っちゅう」。折り畳みの小さないすを持ち込んで一点一点に見入っていたお年寄りは、「踊り子の躍動感が好きで毎年見に来てます」と話していた。
同展は、写真の販売も行っている。
【写真】よさこい祭りの写真に見入る若者ら(高知市のダイエーショッパーズ高知店)
8月22日(火)・朝刊
「てんてこ舞」2年目のよさこい 障害者の自主性に課題
「バリアフリー」を目指し、昨年よさこい祭りに初参加した障害者主体の踊り子チーム「てんてこ舞」。ことしの祭りでも、車いすの人たちの踊りが観客に感動を与えたが、実は二年目に当たり、内部では祭りへの参加の在り方をめぐって意見が対立。「真のバリアフリーとは何か」という葛藤(かっとう)を抱えての参加だった。ただ、二年連続参加したことで、障害者に対する周囲のバリアー(壁)は次第になくなってきている。
てんてこ舞は、よさこい祭りへの参加を目指す肢体不自由者らが一昨年結成した「こうちよさこいバリアフリー実行委員会」が運営母体。祭りに参加することで、高知でのバリアフリーの実現を目指している。
初挑戦だった昨年は、準備段階から障害者主導で進められ、健常者は裏方としてできない部分だけをサポート。祭り当日は障害者の踊り子約百五十人に対しボランティアも飛び入りを含めて百五十人以上が集まり、チームは総勢三百人もの大所帯に膨らんだ。
こうした参加形態について、関係者の間では「ボランティアをする方、される方でなく、対等な人間関係が築かれていた」と肯定的に評価する声がある一方、「まるで大名行列。これほど大勢のボランティアがついて回るのはあまりにも過保護。バリアフリーに逆行するのではないか」との賛否両論があった。
これを受けて、二年目の方針を決める四月の実行委員会では、祭りのスムーズな進行を目指すため「踊り子、ボランティアとも数を制限するべきだ」という意見と、「障害者理解の底辺を広げていくのが使命。制限しては逆にバリアーをつくってしまう」という意見が対立。結局“制限論”に落ち着き、踊り子を三十人減らし、ボランティアも少数精鋭で臨むことになった。
また、ことしは昨年以上にボランティアが表に出て障害者を助け、あらゆる準備にかかわった。その結果、たどたどしくても障害者が中心になって仕切った昨年とは様変わり。外見は昨年と同じでも、内情はボランティアの健常者がチームを引っ張る形になってしまった。
これについて、ボランティアの一人は「障害者の甘えが強く、自分たちがやらざるを得なかった。祭りを失敗させたくなかった」と説明。ある踊り子も「確かに自らやろうという意識が薄かった」と依存してしまったことを反省する。
そうした内情はともかく、二年続けて参加したことで確実に変わったこともまた多い。その一つが観客の顔。昨年は、声援を送りながらも、どこか戸惑ったようだったが、ことしは一般のチームを見るのと変わらない自然な表情に明らかに変わった。
踊り子自身も変わった。昨年祭りに出た障害者の中には、車の免許を取るなど積極的に外に出るようになった人もいる。祭りで得た自信が確実に障害者の社会参加へとつながりつつあり、県民を巻き込んだ心のバリアフリーは少しずつ浸透している。
二年連続参加で、祭りの中で一定の存在感を示すようになったてんてこ舞。自身も車いすで踊った山本勝己委員長は「この団体はまだまだ発展途上。これからも健常者を引っ張ってバリアフリーを進めていきたい」と話す。来年に向け、反省も踏まえて議論する中で障害者の意見がもっと反映されれば、バリアフリー団体としてもさらに発展するに違いない。(社会部・宮岡政之)
【写真】昨年に続いてよさこい祭りに参加、車いすで踊る「てんてこ舞」のメンバー(高知市の菜園場競演場)
8月21日(月)・朝刊
四万十川でよっちょれ! 西土佐村よさこい祭り
清流の風を受けて鳴子踊りを踊る「第一回四万十よさこい祭り」が十九日夜、幡多郡西土佐村の四万十川沿いで開かれた。村内目抜き通りでのパレードには、村民をはじめ県外からの観光客らも駆けつけた。
民放テレビ局の二十四時間を通じた募金活動番組と併せ、募金集めの呼び物として住民や村が企画した。
鳴子踊りパレードは、村中心部に架かる西土佐大橋からJR江川崎駅までの往復約二キロのコース。
「本場の鳴子踊りを四万十川で踊ろう」をキャッチフレーズに呼び掛けたものの、参加は高知市の「ROOKIE」一チームだけ。地方車が道に迷って到着が遅れ、四万十川の風にあおられてベニヤ板が飛ぶなどのハプニングもあったが、踊りが始まると約五十人の踊り子たちは生き生き。涼しい川風を受けながらビートの効いたリズムに鳴子を合わせた。
河原でキャンプ中の観光客は思いがけないイベントに大喜びで、「よさこいを一度この目で見たかった」。また、愛媛県松野町の男性四人組は「ナルト(鳴子のこと)を振るのがいいねえ。元気だねえ」とうれしそうに見入っていた。
【写真】四万十の川風によさこいのリズムを乗せて踊り子たちが元気に踊った(西土佐村江川崎の西土佐大橋)
↑「よさこい祭り」閉幕後
↓「よさこい祭り」開幕前
8月9日(水)・朝刊
「よさこい」きょう開幕 前夜祭リハーサル 中央公園
九日に高知市の中央公園を舞台に行われる「第四十七回よさこい祭り」の前夜祭のリハーサルが八日、同公園であり、炎天下に出場予定チームが一足早く競演。本番に向けてテンションを高めた。
「よさこいの夏」の幕開けを飾る前夜祭は午後六時に開幕。北海道のゲスト二チームを含む二十二チームが自慢の踊りを披露する。同公園に設けられたステージは幅三十二メートル、高さ一・二メートル、奥行き九メートル。舞台上の踊り子が小さく見える特大級。
リハーサルでは、よさこい祭振興会のスタッフが踊り子のポジションや音響などを入念にチェック。三回目出場の「十人十彩(じゅうにんといろ)」をトップバッターに、県内勢がステージ狭しと乱舞した。
高知地方気象台によると、高知県地方は向こう一週間、高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。同振興会のスタッフは「ことしは雨の心配もなく何より。踊り子と一緒に燃え尽きたい」と気合十分だった。
【写真】「よさこい祭り」前夜祭リハーサル。出場予定チームがステージ狭しと乱舞した(高知市の中央公園)
祭りの生中継映像 Tネットに配信 RKCなど
RKC高知放送、高知システムズなどで構成する「よさこいプロジェクト2000実行委員会」は十、十一日に行われる「よさこい祭り」の模様の生中継映像を、インターネットに同時配信する。県の「こうち2001プラン」の実験事業の一環で、八年度から継続している。配信は午後二時から午後五時五十分まで。アドレスはhttp://www.i―kochi.or.jp/YOSAKOI/
よさこい祭りで交通規制を実施 あすから12日まで 九日開幕する「第四十七回よさこい祭り」期間のうち十−十二日の間、高知、高知南署は周辺で交通規制を実施する。十、十一日は例年と同じ。若干変更された十二日の規制時間と区間の内容は次の通り。
【全国大会・12日】
車両通行止め=中の橋通の電車通り交差点から北へ追手前小学校北東角まで▽追手前小学校北東角から西へ追手門を南へ帯屋町二丁目の「とさのさと」前まで▽土佐女子高校北東角から南へ「門田精肉店」を経て西へ、帯屋町二丁目の「西沢書店」前まで▽天理教高知大教会北西角から南へ同教会南西角まで▽追手筋一丁目「ラーメン処へそまがり」前交差点(南進車両の通行止め)=いずれも午後四時−同十時。
なお各地区競演場でも交通規制、整理を実施する。問い合わせは高知署(088・822・0110)、高知南署(088・834・0110)まで。
8月8日(火)・朝刊
「よさこい祭り」あす開幕 乱舞の4日間へ
南国土佐の夏を彩る第四十七回よさこい祭りが九日、高知市納涼花火大会と前夜祭を皮切りに開幕する。鳴子踊り本番は十、十一日で、最終日の十二日に後夜祭と全国大会が開かれる。追手筋本部競演場と市内九カ所の地区競演場では歓迎アーチなどの飾り付けが終わり、踊り子隊を待つばかりとなっている。
「よさこいの夏」の幕開けを飾る花火大会は、ことしが第五十回。昨年はメーンの打ち上げ場所だった陸上競技場が改築で使えず、前年五千二百発だった打ち上げ花火が七百五十発と、大幅な規模縮小を余儀なくされた。
陸上競技場が完成したことしは、五十回を記念して過去最多の六千発を打ち上げるほか、ナイヤガラなど二十二基の仕掛け花火が鏡川河畔を彩る。時間は午後七時半から九時まで。
一方、前夜祭は九日午後六時に開幕。ゲスト二チームを含む二十二チームが中央公園の特設ステージで、先陣を切って自慢の踊りを披露する。
本祭への参加は、七日になって県外一チームが急きょ辞退。百四十五チーム約一万六千五百人に減ったが、それでも過去最多。うち初参加は二十七、県外は十三チームで、全国に広がるよさこいの本家の熱気と心意気をアピールする。
昨年に続いて二回目の全国大会は、十二日午後四時から中央公園でオープニングセレモニーを行った後、同公園と追手筋本部競演場、帯屋町アーケードの三カ所で競演がスタート。全国から集まった十七チームと、本祭受賞の計三十六チームが交流する。
また、これに先立ってことしは追手前高芸術ホールで「序の舞」を初開催。全国大会参加の県外勢を中心に、屋内ステージでの踊りも予定されている。同日午後一時から三時半まで。入場無料。
【写真】さあ、よさこいの夏。追手筋本部競演場にはカラフルなアーチが立ち上がった(高知市追手筋2丁目)
8月7日(月)・夕刊
よさこい情報を携帯電話で チームの居場所など表示
よさこい祭り競演場連合会(岡崎直温会長)は今夏のよさこい祭り本番の十、十一日、携帯電話やパソコンの画面上で、各チームの居場所や踊りの予定がひと目で分かるサービスを実施する。
「見たいチームの居場所を知りたい」との観客の要望に沿った試みで、高知市内の民間会社が支援に乗り出し、無料でソフトを開発した。
利用できる携帯電話はNTTドコモのiモードとJ−PHONE。アドレスで画面を開いてチーム名を押すと、そのチームが今どの会場にいて、次にどこに行くかなどが表示される。踊る側の会場選びに役立たせるため、各競演場での待ち時間もリアルタイムで表示する。
情報は、高知工科大学の学生アルバイト四十人が十一会場でパソコンに打ち込む。各会場や高知市帯屋町一丁目の新京橋プラザには、チームの居場所や予定の問い合わせなどに応じる学生や担当者を置く。
このほか気に入ったチームに画面上で“投票”できる「バーチャル審査場(競演場)」の項目も。投票すると十一日夜に発表される地区競演場奨励賞の審査ポイントに加算される。岡崎会長は「観客は好きなチームの追っかけもできる。行きたい競演場で踊るという祭りの自由さを損なわずに効率的に会場を探せる」と話している。
アドレスはhttp://dokoiko.inforyoma.or.jp/i(パソコン用は末尾のiは不要)
【写真】よさこいの情報を表示する携帯電話の画面
民間企業も“参入”
携帯電話でのよさこい情報の提供はこのほか、高知市知寄町一丁目の「マップ高知」も実施。チームの居場所や予定、各会場の競演予定や状況をリアルタイムで表示するほか、踊り子らの書き込みやチャットもできる。利用機種はiモード。
アドレスはhttp://kochi.m−j.ne.jp/yosakoi/
8月6日(日)・朝刊
よさこいに新風を 安芸市6、伊野町5チーム参加
九日開幕する第四十七回よさこい祭りに、ことしは安芸市から六チーム、吾川郡伊野町から五チームが繰り出す。それぞれ過去最多で、経費や強行日程などをものともせず、ただただ「お城下で踊りたい!!」の一心。本番に向け猛練習を続けている。
安芸市からは「安芸子ども会連合会」(百三十人)が九年連続出場とすっかりおなじみ。また同市在住の学生が県内外の学生、社会人らに呼び掛けて結成した「Summer PenguinS」(五十人)は三年連続だ。加えてことしは「赤野芸西Smile」(八十人)、「あなない美陣」(九十人)、「安芸あいあい」(六十人)、「JC安芸東陣」(百二十人)と一挙に四チームも増えた。
郡部からの出場は交通費が跳ね上がる。出費を抑えるため安芸市のチームは曲や振り付け、バンドなどすべて地元住民でカバー。穴内地区住民でつくる「あなない美陣」は奉加帳はもちろん、先に地元で踊りを披露し、もらったおひねりを資金の足しにする苦肉の策も。
人集めもひと苦労。安芸青年会議所が中心の「JC安芸東陣」は、リーダーらが友人のつてをたどったり、以前に踊ったチームから“スカウト”したり。ホームページでチーム名を募集するなど、あの手この手でアピール。また安芸市、芸西村のハウス農家らの「安芸あいあい」は、地方車に巨大な野菜を飾り付け、売り出し中の減農薬ナスなどをアピールしようと意気盛ん。しかし、当初は人が集まらず参加費を三千円まで値引きした。
初出場チームは地元納涼祭で上位入賞の常連組も多く、「安芸の踊りはレベルが高いことをアピールしたい」と、お城下への“殴り込み”に意気盛んだ。
一方、伊野町の五チームも燃えている。
同町ではこれまで「実践農大」(六十人)が一人気を吐いてきたが、昨年、初の“町民チーム”として「伊野・お城下で踊ろう会」(六十五人)が出場。今年はこの二つに加え、県内初の公立高チーム「伊野商高」(百人)、そして「枝川(小)土曜子供会」(百人)、「いの南元気連」(百五十人)がどっと繰り出す。
このうち、枝川小の児童主体の「枝川(小)土曜子供会」は、八年ほど前から伊野町民祭でかわいい鳴子踊りを披露してきたが「もともといつかは高知のよさこいへ、という思いがあった。ついに、行くぞっ、ていう感じ」。「高額な参加費では子供が出れん」と、チーム総経費を三十万円以下に絞りつつも、「高知の街で子供たちにみすぼらしい思いをさせたくない」のも親心。大勢の保護者が地方車全体に二千本もの造花のヒマワリを飾り付け、練習漬けの子供たちを喜ばせた。
また、「地域の交流を活発にしたい」と「天王ニュータウン」の親子主体に立ち上げた「いの南元気連」は踊り子募集の直後に定員百五十人を超え、「子供優先。踊り好きのお母さんたちは競演場ごとに交代してでも踊りまくる!」。「高知市天王」のレッテルもはがさんとばかりに、地方車の飾りや先頭のまといは「紙のこいのぼり」、衣装も仁淀川の青色と菜の花の黄色であくまで「古里、伊野」にこだわった。
今夏の県内組のうち高知市以外のチームはこのほかにも、常連組の本山町さくら、山田太鼓など計二十二チーム。交通費などの経費をあの手この手でやりくりしながらのお城下での汗と笑顔が、よさこいの夏をますます熱く盛り上げる。
【写真】上=初出場の「JC安芸東陣」チーム。「お城下に新風を」と練習にも力が入る(安芸市久世町の安芸第一小学校体育館)
【写真】下=連夜、体育館で猛練習する大所帯の「いの南元気連」。子供も保護者もパワー抜群(伊野町の伊野南小体育館)
8月4日(金)・夕刊
「よさこい」秒読み 桟敷席の設置進む 高知市追手筋
九日開幕する第四十七回よさこい祭りに向け、本部競演場(高知市追手筋)の桟敷席の設置作業が急ピッチで進んでいる。四日は午前中から強い日差しが照りつけ、設営スタッフのTシャツは汗でぐっしょり。作業は開催前日の八日に終える予定で、南国・土佐の真夏の祭典がいよいよカウントダウンに入った。
よさこい祭りは、九−十二日の四日間。九日は市納涼花火大会と中央公園での前夜祭。鳴子踊り本番の十、十一日は、市内十カ所の競演場などで史上最多の百四十六チーム、約一万六千六百人が乱舞する。十二日の最終日には、中央公園などで後夜祭・よさこい全国大会が開かれる。
熱い乱舞の舞台となる追手筋の本部競演場では、三日から計二千九百席(市観光協会分二千五百席、よさこい祭振興会分四百席)の桟敷席の設営作業が始まった。スタッフは連日、汗だくになりながら鉄パイプと板を組み合わせる作業に精を出している。
市観光協会によると、桟敷席のチケットは十、十一日の夜の部は完売したが、両日の昼の部と十二日夜の全国大会には余裕がある。問い合わせは、市観光協会(088・823・9457)、または、よさこい祭振興会事務局(088・875・1177)まで。
【写真】よさこい祭りがいよいよカウントダウン。本部競演場の桟敷席づくりも着々と進んでいる(高知市追手筋2丁目)
8月4日(金)・朝刊
よさこい県外客踊り子隊 定員拡大したのに参加いまひとつ
県外客に鳴子踊りを体験してもらおうという「あったか高知踊り子隊」への応募が予想外に少なく、実行委員会(古谷俊夫委員長)は九日からのよさこい祭り本番に向け、再度PRに本腰を入れる。
同踊り子隊は「よさこいに出たいがチームがない」「事前に練習する時間がない」という県外客や帰省客の声を受け、高知市や県観光連盟などが三年前にスタート。一昨年、昨年は同市旅館ホテル協同組合がこれを継承。従来の旅館、ホテルの従業員中心から、県外客を受け入れるチームに衣替えして運営している。
出場は十、十一の二日間だが、例年人気が高く、参加できない希望者も多いため、ことしは両日とも定員を従来の百五十人から二百五十人に拡大した。
しかしPR不足もあってか応募の出足がいまひとつ。十日が七十人、十一日が五十人余りにとどまっている。
このため主催者は参加の掘り起こしに躍起。ホテル、旅館の宿泊客への働き掛けを強める一方、十、十一日は高知空港やJR高知駅、高知自動車道高知インターなどに出向いてチラシを配布。観光客に直接参加を呼び掛ける。
両日とも午後六時から高知市役所前で練習した後、升形や追手筋本部競演場に繰り出す。対象は幼稚園児以上の県外在住者(中学生以下は保護者同伴)。参加料は一人二千円。土佐和紙の法被や鳴子などはプレゼントする。当日の飛び入りも可。申し込み、問い合わせは高知市旅館ホテル協同組合(088・823・5941)。
【写真】土佐和紙でできた「あったか高知踊り子隊」のオリジナル法被(高知市大川筋1丁目の高知市旅館ホテル協同組合)
高知銀行 行員不祥事でよさこい参加を自粛
高知銀行(本店・高知市堺町)は三日、「第四十七回よさこい祭り」(九−十二日)への踊り子隊参加の自粛を決めた。
同行行員(一日付で懲戒解雇)による預かり金着服事件を受けた対応で、同行経営統括部は「顧客に不安を与えただけでなく、祭り関係者にも迷惑を掛けることになった。当分の間は各メディアの広告についても掲載や放送を自粛したい」としている。
同行は現職頭取が死去した昭和五十六年を除いては第一回から毎年参加しており、今年は約八十人が参加予定だった。同行の自粛により、今年の参加は百四十六チーム、約一万六千六百人となる。
8月3日(木)・夕刊
夜の街に鳴子のリズム よさこい間近、練習に熱気
土佐の真夏を彩る第四十七回よさこい祭り(九−十二日)の開幕まであと一週間を切り、高知市内では参加チームの練習が今たけなわ。夕暮れの街にはあちこちでシャンシャンシャンと鳴子のリズムが響き、「よさこいの夏」到来を告げている。
今年のよさこい祭りは史上最多の百四十七チーム、約一万六千七百人が参加。九日の前夜祭と高知市納涼花火大会で幕開けし、十、十一日が鳴子踊り本番。締めくくりの十二日は「よさこい全国大会」と後夜祭が予定されている。
本番が迫り、各チームの練習にも熱がこもる。閉店後のアーケードで、振り付けチェックに余念がないのは大橋通とおびさんロード商店街の合同チーム。商店主の家族やお客さんら約百二十人が参加予定で、市場の活気をイメージし、「原点に戻って楽しく」がテーマとか。
「はいもう一回。そろえてね」。インストラクターに合わせ、若者らが真剣なまなざしでシャンシャンシャン。「やっぱりこの時季になると活気が違う」。大橋通商店街の有沢良治青年部長(47)が目を細める。
「らっしゃい!」。商店街チームらしい威勢のいい掛け声に、通り掛かった人も立ち止まって見入る。約二時間の練習でみんな汗ぐっしょり。周囲に熱気をまき散らしていた。
【写真】よさこい間近。夜のアーケードで汗ぐっしょりになりながら練習する若者たち(高知市の大橋通商店街)
8月3日(木)・朝刊
関東の祭り会場によさこいブース設置 本家PRへ
よさこい祭りの交流人口を増やそうと、県は七月下旬から関東の夏祭りによさこい祭りのブースを設置する事業を始めた。
関東では鳴子踊りを取り入れた祭りが年々増えており、県は本年度の新規事業としてブースの設置と、自治体などに鳴子踊りのインストラクターを派遣する事業を盛り込んだ。
ブースを設置するのは、鳴子踊りを取り入れている栃木県小山市の「おやまサマーフェスティバル2000」、神奈川県小田原市の「小田原ちょうちん夏まつり」、同県座間市の「ZAMA燦夏祭(さんかさい)」、埼玉県朝霞市の「あさか彩夏祭」。
このうち七月末には小山市(二十九日)と小田原市(二十九−三十日)の祭りに、県東京事務所の職員がそれぞれ三人ずつ出向き、よさこい祭りをPRした。
小田原市の祭りは、鳴子踊りを取り入れて二年目。童謡「おさるのかごや」にちなんだ鳴子代わりの「猿子」を持って、本県からの招待チームを含めた十六チームが「えっさ、ホイさっさ」の掛け声に合わせて乱舞した。
ブースでは観光パンフレットやうちわの配布のほか、県庁と高知市役所チームの法被を着ての記念撮影も。また、中学生以下の子どもを対象にした手作り鳴子教室は親子連れに大人気で、用意した百個の鳴子はあっという間になくなっていた。
県は五、六日に朝霞市、二十六、二十七日に座間市の祭りにブースを設置する予定。
【写真】県が設置したブースで鳴子を作る親子連れら(神奈川県小田原市)
8月1日(火)・朝刊
県外勢は17チーム 12日のよさこい全国大会
「2000よさこい全国大会」 参加の県外チーム
wamiles踊り子隊美翔女
(北海道札幌市)
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パスキー&北海道医療大学
(北海道札幌市)
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みちのくYOSAKOI合同チーム
「RIKU―六陸」
(宮城県仙台市)
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サンガ・めだかっちゃっ
(石川県七尾市)
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TOKYO夜さ来いCOMPANY
(東京都)
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海老名商工会議所婦人会えびな桜舞会
(神奈川県海老名市)
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イキ・粋なかみせ鳴子隊
(静岡県沼津市)
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名古屋学生チーム鯱
(愛知県名古屋市)
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京都チーム「櫻嵐洛」
(京都府京都市)
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夢舞隊
(大阪府貝塚市)
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Team KinKi SASSO!
(大阪府箕面市)
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加古乃花舞
(兵庫県加古川市)
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吉備国祭衆うらじゃ
(岡山県岡山市)
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くれ・よっしゃこい踊り子隊
(広島県呉市)
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さぬき踊らんな連
(香川県琴平町)
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阿蘭陀400させぼ隊
(長崎県佐世保市)
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あっぱれ青組
(長崎県佐世保市)
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第四十七回よさこい祭り最終日の八月十二日に開催される「2000よさこい全国大会」の県外参加チームが、三十一日までに確定した。第一回の昨年より三チーム増え、北海道から九州までの計十七チーム。二回目のことしは、これに本祭受賞の地元勢十九チームを加えた計三十六チームが競演を繰り広げる。
全国大会は、鳴子踊りの輪が近年急速に全国に拡大しているのを受け、各地の“分家”との交流を深め、ネットワーク作りを進めるのが狙い。本家高知からの「よさこい文化」の発信を図ろうと、よさこい祭振興会が主催、高知市観光協会が主管する。
第一回の昨年は県外十四チームと、本祭で賞を受けた地元十六チームの計三十チームが参加したが、ことしは県外勢が三チーム増加。十四都道府県から十七チームがエントリーした。
内訳は関西四、関東三、北海道と中国、九州が各二、東北、北陸、中部、四国が各一。昨年参加のなかった東北や中国、九州にも踊りの輪が広がり、東京からも一チームが出場。ほぼ全国を網羅する形となった。二年連続出場は五チームとなっている。
ことしの全国大会は、初の試みとして「序の舞」と銘打ち、追手前高芸術ホールを会場に屋内での舞台踊りを設定。本祭で賞を受けた地元勢を加えた全チームが、十二日午後一時からステージで踊りを披露する。入場は無料。この後、踊り子は街頭に繰り出し、同四時から十時まで、中央公園と追手筋、帯屋町筋の三カ所で競演を繰り広げる。
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