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2006年08月11日(金)

よさこい顔ぶれ多彩に

 高知市内の競演場・演舞場に響きわたった鳴子の音。初参加あり、同い年チームあり、奇抜系あり…。炎天下のストリートに、今年も多彩な顔ぶれがそろった。

 究極の癒やし

 県外在住の高知高専出身者を中心とする「サマーペンギンズ」。出場9回目の今年のテーマは「夏色吐息」と書いて「はふん」と読むそう。

 その意味するところは「究極の癒やし」と中心メンバーの浜田洋さん(34)。「ストレス社会に埋没している現代人も、『はふん』と漏らせばリラックスする」のだとか。

 菜園場競演場では、ボーカルの「さえんば! さえんば!」の掛け声に合わせ、踊り子は体を震わせたり、跳びはねたり。「いやいや、お客さんが『はふん』となってくれればいいんです。こんな自由なチームがあるんだって」。モットーの「自分が楽しむ」は実践している様子。

 誘導棒鳴子手に

警備の誘導棒形鳴子を手に、ポーズ(高知市新屋敷2丁目)

 警備会社の社員が発起して結成した「Team日本総合警備保障」。「昨年もよさこいの警備を担当しましたが、やっぱり『自分たちも出たい!』となりまして」と初出場を果たした。

 目を引くのは、特注品の鳴子。警備会社だけに、警備で使う誘導棒をイメージした長さ30センチほどの棒形。裏面にはしっかり社名を書き入れ、「この街の安全を守ります!」とPRしながらシャンシャンシャン。

 踊りの合間にカメラを向けると、「はーい、こっちこっちー」と車の誘導ポーズ。“警備魂”?も熱かった。

 【写真説明】警備の誘導棒形鳴子を手に、ポーズ(高知市新屋敷2丁目)

 踊りながら映画撮影

芸術的? 不可解? 踊りをさく裂させる「M・I」のメンバー(菜園場競演場)

 ひときわ異彩を放っていたのは映像作家、大木裕之さん(42)=高知市在住=が率いる「M・I」。大木さんを慕う全国のアーティストがまたまた奇抜な“よさこいパフォーマンス”を展開。

 穴だらけのTシャツにマフラー姿の踊り子…。地方車は鉄パイプと原色のペンキで彩られ、まるで立体作品。「はっけよいよい、ピーガー、ぎゅるぎゅるぎゅる…」。しばてん音頭に突然、ノイズが入る。

 踊りながら撮影している映画の内容は「結末がまったく未定の超ドキュメント」とか。主演の谷口真以さん(23)=神奈川県=は「すごい刺激。即興演技の限界に挑戦です」。地面に寝そべるなど不可解な動きをけげんな表情で見る人も多いが、「芸術としてアリなんじゃないですかね」の声も。これぞ自由なよさこい!?

 【写真説明】芸術的? 不可解? 踊りをさく裂させる「M・I」のメンバー(菜園場競演場)

 声 声

 ★「隣にいる妻に話し掛けても地方車の音で声がかき消されて。携帯メールで会話してます」=帯屋町競演場でメールを送っていた高松市の西内貴明さん(33)

 ★「人の視線が気持ちいい。今日だけアイドル気分」=あでやかな衣装でかき氷をほおばっていた「嫁にこないか」の大原るみさん(23)

 ★「踊り子さんとコミュニケーションが図れるところがいい。お茶を飲む気持ち良さそうな表情を見てると、こっちも気持ちがいい」=帯屋町壱番街給水所を手伝う米沢尚子さん(61)

 ★「私は(よさこいに病みつきになって踊っている)子や孫のアッシーですよ」=ため息を漏らしながらも口元を緩める天野照貴さん(60)


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