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2001年3月31日(土)<朝刊>
高知 きょう市川戦 ベスト8に向け調整
「必勝! 目指せベスト8」。高知ナインは三十日、西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で市川(山梨)との3回戦に向け最終調整を行った。二枚投手の甲藤、福山はどちらも上々の出来、野手の動きも軽く、準備は整った。
バントを多用する市川だけに、投手を含めて内野ノックを入念に練習。投手のフィールディングも良く、野手との呼吸もぴったり決まった。
フリー打撃はマシンを右スライダーに設定。「つっこんで打つといけないので」(中村監督)と、比較的緩い球。低い弾道でヒット性の球が飛ぶたびに「ナイスバッティング」の声が響いた。主将長田は「マシンと人は違うけど、外のスライダーの感じがつかめた。土居、福本らが当たっている」と、打線は好調。
甲藤、福山は約40球の軽いピッチング。甲藤は「先発が発表になるのは、また、球場入りの時じゃないですか」。甲藤は上り調子、福山も好調を維持していた。
「力は五分五分、粘りの野球を」 高知・中村監督に聞く
高知ナインはきょう、第3試合で山梨県の市川と対戦する。抜群の制球力を持つエース笠井、堅守の野手陣と、防御がしっかりしたチーム。これを高知がどう攻略するか。中村監督に市川の戦力分析や勝負どころを聞いた。(以下談)
実は私、山梨県身延町の生まれ。1歳ぐらいまで暮らし、今も親戚がいます。市川には、その身延町からの選手もいると聞きます。初戦の岡山学芸館の松浦監督といい、偶然ですが縁があります。
市川は走塁、バントを教え込まれた、かっちりしたチーム。どんどん打ってくるのではなく、例えば一死一塁でもバントで進める。長打者はいないがコンパクトにたたき、機動力を持って、ねちっこい野球をしてくるでしょう。
足の速い選手がいるので、バントを想定してピッチャーノックもやって備えている。投手で四番の笠井、五番で左の石原をマークする。石原は懐が深い打ち方をするので、走者を置いてからは攻め方を注意しないといけない。
右腕笠井は完封できるほどの投手でないので、3、4点勝負と見ています。左打者がどれだけ対応できるかがキー。右打者は外角スライダーのストライク、ボールの見極めが大事。練習試合で打ち崩した多度津工の投手に似たタイプ。けん制はうまいので、ビデオでチェックさせる。
市川はエラーが少ない。こちらも初戦、いい守備と打撃ができた。しっかり守ってくれれば。バッティングは大学生に打撃登板してもらい、そこそこの球についていけた。
相手はミスにつけ込むチーム。ミスが出ても、そのイニングを最少失点に抑えるベンチワークが大切だ。今度は五分五分の相手との勝負で、市川戦が一つの山と思っている。慌てず辛抱していけば、うちも逆転する粘りが出てきた。最後の最後まで、突破口を築き戦っていく。
【写真】「点を取られても焦るな、辛抱して突破口を開け」。市川戦に向け、選手に指示する中村監督
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