|
2001年3月29日(木)<朝刊>
市川戦に備え万全 気持ち引き締め練習再開
さあ、次もいこうぜ!! 初戦の二回戦で岡山学芸館を撃破した高知ナインは二十八日、尼崎市記念公園野球場で練習を再開、大会第七日(31日)第3試合の市川(山梨)戦に備えた。
甲子園に入って一週間。この日午前はゆっくり。選手はコインランドリーで洗濯などして過ごした。宿舎の旅館「志ぐれ」の生活にも慣れ、体調は万全だ。
前日の試合に勝ったものの、休養日は取らない方針。「毎日、3時間程度しか練習できてませんから」と中村監督。午後の練習は、甲子園での1勝で力みも取れ、伸び伸びと動きは軽かった。「元気良く行こう」とダッシュでアップ。キャッチボールに遠投。小雨も降ったが、ノックで基本プレーを繰り返した。
前日、完投の福山は「あまり疲れはありません」。それでも投球練習はせず、ランニングと軽い遠投で調整した。一方の投手甲藤は、力の配分に気を配りながら、100球余りの投げ込み。リリースポイントやフォームをチェックした。
フリー打撃を前に、中村監督はレギュラー組を集め、市川の投手笠井の球筋を説明した。ナインは右打者への外角スライダーなどを意識して、引っ張らず、右方向を狙ってスイング。最後は外野フェンス沿いを、へとへとになるまでダッシュ。次戦をにらみ、気持ちを引き締めた練習になった。
【写真】フリーバッティングでは、球をまっしんでとらえる快音が続いた(尼崎市記念公園野球場)
制球いいエース笠井
一回戦は神戸国際大付属を相手に5−2で勝ち上がった。投手笠井は被安打8ながら5奪三振の軟投派投手。三回に3連打で2点先制されたが、持ち味の粘っこい投球で追加点を許さない。終盤、味方打線の犠打を絡めた集中打攻撃で、逆転勝ちした。
右腕のエース笠井は、昨夏の県大会前に内野手からコンバートされた。投手はほぼ一人と考えていい。コントロールが良く、最速130キロ台半ばの速球にカーブ、追い込んでからスライダーで勝負する。右打者の外角をつくスライダーが決め球。神戸国際大付属戦で好けん制刺殺を決め、ピンチを断ち切った。関東大会でもうまいけん制を見せている。捕手村松の肩も良いため、走者は要注意。
守備は鍛えられている。昨秋の公式戦8試合で5失策と堅守を見せる。特に内野陣は関東勢でもトップクラス。遊撃石原は守備範囲が広く、二塁手高室、三塁手奥山とディフェンス力は抜群だ。外野は中堅依田は強肩だが、これをのぞき、やや不安を残す。
飛び抜けた強打者や俊足はいない。チーム打率は2割9分7厘。打線でもエース笠井が四番に座る。この前後が名取と左打ちの石原。ただ、初戦の終盤は、この中軸以外が二塁打3本を放った。相手投手を想定して、スタメンを組み替えられるチームだ。
【写真】抜群の制球力を持つ、市川のエース笠井(甲子園球場)
31日にセンバツ高知高応援バス運行
県交通と土佐電トラベルサービスは、第七十三回選抜高校野球大会第七日の三十一日、第三試合で市川(山梨)と対戦する高知高校の応援バスツアー(日帰り)を共同運行する。
同日午前八時二十分に高知市の堺町(中央公園前)に集合し、八時半出発。甲子園で試合を観戦後、同日深夜に帰着予定。料金は中学生以上一万千円(片道九千円)、小学生以下一万円(同八千円)。
希望者は三十日午後五時までに予約すること。申し込み、問い合わせは県交通(088・845・5200)か土佐電トラベルサービス(088・882・0111)。
|