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2001年2月1日(木)<朝刊>
高知高センバツへ 6年ぶり13度目
高知高、六年ぶりに念願のセンバツ出場へ―。第七十三回選抜高校野球大会(3月25日から11日間・甲子園)の選考委員会が三十一日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、本県から高知が選抜された。今回から新設された「21世紀枠」で安積(福島)と宜野座(沖縄)が選ばれた。一般選考の32校を合わせた全34校の組み合わせ抽選会は三月十五日に行われる。
高知は昨秋の四国大会でベスト4に残った。センバツ出場は六年ぶり十三度目。夏の甲子園も一九八一年以降は出場しておらず、選手はもちろん、学校関係者やOBの喜びもひとしおだ。
同日夕、知らせを受けた四十五人の部員は、一気に喜びを爆発させた。はじけるような笑顔で肩をたたき合い、中村敏彦監督が胴上げで宙に舞った。ナインが待ちに待った特別な「春」。本番へ向けて、早くも練習を再開した。
【写真】「さあ、甲子園だ」。6年ぶりのセンバツ出場が決まり、喜びいっぱいの高知ナイン(高知市北端間町の高知高グラウンド)
初さい配の中村監督「一つ一つ勝ちたい」
午後四時三十三分、選考委員会からの電話が入った。高知高にとって、久々のうれしい春の便り。田村哲三校長がグラウンドに駆け付けると、ナインは練習を中断。「出場校に決定! 高知高は春夏二回の優勝経験がある、自信を持って大いに頑張ろう」の言葉。「やったー、万歳」と満面の笑みや目を赤くはらす選手たち。中村敏彦監督も「この感激はいいですね」と感慨深げな表情だ。
選手を集めて中村監督は「(昨秋の)四国大会で勝負の世界の怖さを経験した。甲子園は素晴らしいが、逆にすごく怖い所。与えてくれたチャンスを生かそう」。「はい」と気合のこもった掛け声が、校舎にこだました。
四国大会準決勝で小松島に敗れたが、地域性などからセンバツ出場は濃厚だった。だが、あえて中村監督は「負けたから春はないんだ。もう一度夏を目指せ」と選手の気持ちを引き締めてきた。自分たちに何が必要かを見つめ直させ、各自が「スイング力を増す」「肩を強くする」など冬の目標を掲げた。マンネリになりやすい冬場の練習。折々にリポートを提出させ、行動の伴わない選手には、厳しく自覚を求めてきた。
ナインは「体力づくりの練習は昨年以上にやった」。重めのバットで朝夕に計600球のティー打撃、走り込みや筋力トレと基礎体力の鍛錬を続け、一回りたくましくなった。「スタミナが増しパワーアップにつながった」と手ごたえを感じる選手もいる。二月からは紅白戦や連係プレーに取り組んで、本格的な実戦練習の段階に入る。
中村監督にとっては、甲子園での初さい配。しかし、昭和四十七年の高知高センバツ出場では捕手、コーチ時代も五十六年夏、六十一年春、平成二年春と甲子園を経験している。「選ばれた力のあるチームばかり。甘くない。一見地味な戦法でも確実なプレーを積極的にやる」と話す。
近年、ベスト4、8など明徳の上位進出が目立っている。当然、ライバル意識もある。長田主将は「簡単に負けたりできない。明徳じゃないと勝てないと言われたくない。やるからには全国制覇を目指す」ときっぱり。
「出ることが一つの夢。うちは伝統校、次は一つ一つ勝っていきたい」と目標を語る中村監督。打撃や守備力が特に強力なわけでなく、二投手を中心にチームワークでここまで来た。四国大会の反省を一つ一つ埋めて、冬の成果を甲子園で爆発させてほしい。(運動部・土居)
【写真】「県民は期待している。1回戦で負けるようなことはしないぞ」と高知ナインに呼び掛ける中村監督(高知高グラウンド)
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