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2000年3月27日(月)<朝刊>
仮想亀井!平口、連日の代役
◆未練たっぷり◆ 割り当て練習は宿舎からバスで三十分の甲陽学院高。しかし、ここ二日間、一日二時間足らずの練習。この日も所定の三時間では運動不足。つてを頼って追加練習をした。 「あー低い。ライナーや」「ありゃー、上がりすぎた」。結局、馬渕監督は10スイングでフェンス越え2発。 「あいたたたっ。腰痛めてしもうた。息ができん」と、うずくまりつつも、「準備運動しとったら全部放り込んだのに」と未練たっぷり。 「少し緊張しますね。監督に思いっきり投げてみたい気もするけど」。投げた平口(へいぐち=新3年生=中村市生まれ、大阪のボーイズ出身)は、宿舎に帰り着いたバスを下りて、眠そうな表情でつぶやいた。 上宮太子戦決定から、ずっと一番手の打撃投手役だ。三木田、増田に次ぐチーム三番手投手。右腕で最速131キロ。制球があり、キレもあることから、「仮想亀井」に選ばれた。2メートル前から全力で投げる。体感速度は140キロ近い。 ◆人生の思い出◆ 二十ニ日の甲子園練習でもシート打撃に登板した。「あの45球は忘れられないですね。生きてきた中で最高の思い出です」 「抑えてみたい」「打たさなければ」。気持ちが交錯した。いきなり先頭の田山に右越え弾をくらう。「思い切り投げても大丈夫や」と吹っ切れた。会心の一投は松浦を空振りさせた時。「明徳の四番ですからね」 打撃練習で投手の三木田、増田に投げる時、最も気をつかうという。当てて取り返しのつかないことになれば、責任は重大だ。 「みんな、速球に慣れてきた。打てると思う。打てなかったら、それだけ亀井がすごいということでしょうね」 この日は打撃練習以外にも、マシンのシート打撃でもマウンドで守備。さらにレギュラー組の守備練習で、再び控え組に対して投げた。 「きょうは疲れました。でも、あと二日。次の四日市工の投手は左だから」 【写真】上宮太子エースの亀井の代役として明徳の打撃練習で投げ続ける平口剛=三菱重工神戸造船所二見工場野球場 |
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