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2002夏の高校野球 県大会戦評

―第3日―   2002年7月22日(月)

 高知商が伝統校の意地見せ、シード校高知東破る――22日は高知、春野両球場で1回戦の残り4試合と2回戦2試合を行った。1回戦でノーシードの高知商は、第3シード高知東を5―1で撃破。第1シード明徳義塾は2回戦に快勝した。

 高知球場の第1試合、高知東―高知商は、高知商が初回一死満塁から犠飛と適時打で2点を先行する一方、2年エース加藤が東打線に的を絞らせず好投。東は六回、細川が左越えにソロ本塁打したが、高知商は八回、松本の満塁走者一掃の中越え三塁打で試合を決定づけた。

 優勝候補の明徳義塾は2回戦からの登場。春野球場の第2試合で高知東工に七回までに、筧の右中間2点本塁打など17安打11点。田辺―鶴川の2投手で東工を無安打零封してコールド勝ちした。

 2回戦のもう一つ、同球場第3試合の海洋―岡豊は、海洋が初回に失策で1点先制。しかし、地力のある岡豊は五回に3長短打と犠飛の一挙3点で逆転すると、六、七回も追加点を奪いコールド勝ちに持ち込んだ。

 このほか、窪川は19安打を放ち須崎に16―7で打ち勝った。小津は毎回の14安打で高知農を8―1、七回コールドで下した。終盤に大方商に激しく追い上げられた中村は、中盤までの大量リードを11―7で守り切って2回戦に進んだ。

 第4日は両球場で別表の2回戦の残り6試合を行う。

▽1回戦

(高知球場)
高知商 5−1 高知東
高知商 200 000 030
高知東 000 001 000

 【評】1回戦屈指の好カードは八回、高知商が二死満塁から7番松本の中越え走者一掃三塁打で好投の東・大利から3点をもぎ取り勝利。初回は失策絡みの一死満塁から中川の犠飛で先制。続く中野の左前打で2点目を挙げ、流れをつかんだ。マウンドの加藤はこの日は2点で十分。低めに集め、打たせて取る投球がさえた。要所要所を締め本塁打の1失点のみの熱投。バックも無失策と八回の追加点で援護した。

 8安打を放つも1点の東。六回細川の左翼本塁打で迫ったが内野ゴロ11個と最後まで加藤の投球リズムを崩せなかった。(青木


(高知球場)
窪 川 16−7 須 崎
窪  川 014 000 06516
須  崎 401 100 010

 【評】窪川打線は、火がつくと止まらない。三回は森山の左越え二塁打を含む5連打で4点を取ったが、圧巻は終盤。1点を追う八回は久保田の右中間2点二塁打など長短5安打で一挙6点。九回の5点もアッという間だった。放った19安打のうち13本が2球目までの仕掛け。バント攻めも織り交ぜて早いカウントから畳みかけた。

 一回、3四死球に相手ミスも絡んで4点を先制した須崎だが、その後は七回まで毎回走者を出しながら2点。八回無死満塁も本塁タッチアップが併殺に取られ1点止まりの計13残塁。早い回にあと一本がほしかった。(土橋


(高知球場)
高知農 1−8 小 津
高知農 100 000 0
小 津 012 010 4X
(7回コールド)

 【評】小津が毎回の14安打を放ちコールド勝ち。高知農伊浦の丁寧に低めを突く投球に逆らわず、コンパクトにはじき返した。二回に二死無走者から8番中根、9番高石の連打で同点、三回に四球と守備のミスを足掛かりに2点を取り勝ち越すと、その後も小刻みに得点を重ねた。先発中根はテンポよく投げ、打者に考える間を与えなかった。

 部が活動再開後、夏の大会初の勝利を目指した高知農は、打線が狙い球を絞りきれず、中途半端なスイングが目立った。課題の守備も内野は失策0だが、許した内野安打4は積極性のなさとも言えた。(井上


(春野球場)
中 村 11−7 大 方
中 村 061 202 00011
大方商 100 003 201

 【評】中村が序盤の集中打で主導権を握った。先制を許した直後の二回、森平、上岡の連続エンドランで同点。さらに刈谷、片岡が連続三塁打。植田、稲野も適時打して打者11人で6点。三回以降もエンドラン、スクイズを絡めて追加点を奪った。先発上岡も二―五回をパーフェクト。連戦を見据えて17人を動員したが、中盤以降は受け身に回った感がある。もっと元気にプレーできるはずだ。

 10点差を背負った大方商は六回、伊藤の右前打を皮切りに5単打を集めて反撃開始。12安打で最後まで追い上げた粘りは、バッテリーが残る新チームにつながる。(早崎


▽2回戦

(春野球場)
明徳義塾 11−0 高知東工
明徳義塾 003 210 511
高知東工 000 000 0
(7回コールド)

 【評】】センバツ8強の明徳が投打に東工を圧倒。三回、右前安打で出た今村をすかさず山田が送って、森岡の中前安打で先制。続く筧が2点本塁打。勢いは止まらず四回に2点、五回に1点を加え、七回、打者9人を送る集中打で5点を追加。11―0でコールド勝ちした。先発田辺は力のある直球とたまに見せるカーブで東工を封じ込め、6回を無安打無得点。さらに無四球と上々の出来だった。

  東工橋本は低めの直球と外角のカーブで一、二回は抑えたが、三回以降捕まった。打線も外野まで飛んだ球が1つだけと打つ手なしだった。(宇田


(春野球場)
海 洋 1−8 岡 豊
海  洋 100 000 0
岡  豊 000 031 4X
(7回コールド)

 【評】岡豊の流れは悪かった。初回に2失策から先制を許す。毎回走者を出しながら、あと一本も出ない。しかし、右横手金子が二回以降、踏ん張った。徐々に流れを引き戻した五回、先頭楠本が中安打して二盗。土居智がバントで進め、田島が同点の三塁打。金子の二塁打で勝ち越した。主導権を握った六、七回は相手失策を得点に結びつける岡豊らしさを取り戻した。   海洋浜田は丁寧に低めを突き、辛抱強く投げた。野手も好守でもり立て、守りのカラーを発揮した。しかし追加点が奪えず、追い込まれた。五回3失点で緊張の糸が緩んだ。(早崎


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