2005年8月7日(日)<朝刊>
島田監督「投手中心に守る」 日大三・小倉監督「打って勝ちたい」
普通なら開会式リハーサルの時間に甲子園スタンドで行われている監督対談だが、今回は異例。大会は既に幕を開けている。第1日の予定3試合を終えた後、高知が甲子園練習を済ませた後の顔合わせになった。さっきまでノックバットを握っていた高知・島田達二監督はユニホーム姿。緊張した面持ちで日大三・小倉全由監督と握手を交わした。両監督に初戦に向けての意気込みなどを聞いた。
―相手チームの印象は。
島田監督 「日大三高さんは高校野球を代表するチーム。打撃力があり、攻守にバランスが取れている。小倉監督も素晴らしい指導者。そういうチームと試合できるのはありがたい」
小倉監督 「甲子園練習を見たが、二神投手はいいボールを投げていた。真っすぐが良かった。内野手もきびきびしていた。高知さんは自分が選手のころから、そつがなく粘っこい野球をやる印象がある」
―どういうゲームをしたいですか。
小倉監督 「打線が売りのチームなので、できることなら打ちたい。投手の大越は地区大会から上がり調子だが、0点に抑えるのは難しいだろう」
島田監督 「自分たちの野球をするだけ。投手を中心にどれだけ守れるか、それだけです」
―全国的に注目される一戦になると思うが。
島田監督 「開会式に参加するにも、いろいろとご協力いただき、きょうは試合の後に甲子園練習もさせてもらえた。皆さんの協力や県民の方に対して恥ずかしくない野球をしたい。緊張している」
小倉監督 「(明徳義塾の出場辞退の)問題があって、騒がれて、高知さん(が対戦相手)になった。うちの選手にも動揺があったが、そんなことは忘れたい。高知さんとやるという気持ちで、いい試合をやりたい」
―チーム状態をどう見ていますか。
島田監督 「きょう久しぶりに全体練習をしたが、ノックした感触は思ったより良かった。何とか使えるところに持っていく」
小倉監督 「こっちに来てからけがもなく、投打とも上がってきている。高知さんは一度バラバラになった選手を集めてきたが、自分だったら『できるのかな』と思った。うちも一生懸命やらせてもらう」
―どんな試合展開を予想しますか。
小倉監督 「二神投手を見たところ、なかなか点を取らせてくれないだろう。5点は取りたいが」
島田監督 「うちが勝てるとしたら、5点以内に相手打線を抑えることでしょうね」
【写真説明】健闘を誓い握手する高知・島田達二(左)、日大三・小倉全由の両監督(甲子園球場)