2005年8月6日(土)<夕刊>
高知ナイン甲子園実感 大拍手に「感動、震えた」
急きょ甲子園出場となった高知高ナインは6日午前、思いがけずつかんだあこがれの舞台を力いっぱい踏みしめた。
他の48校は甲子園練習、開会式リハーサルとこの日までに2度甲子園を経験しているが、高知はぎりぎりの前日夕に乗り込み。当然初めて目にし、入った「大甲子園」だ。
「高知代表、高知高校」のアナウンスに起こった拍手はどこよりも大きかった。地元大阪、兵庫の代表校以上で、しばらく鳴りやまない。その中をさっそうと行進していく高知ナイン。深夜に宿舎の部屋で“一夜漬け”練習をした成果もあって、しっかり手足のそろった行進を大観衆に披露した。
選手らは口々に「やっぱり甲子園は大きい」「感動で震えた」。笹岡慎平一塁手は「すごく応援してくれているのが分かった。プレッシャーは感じるけど、試合ではそれを力に変えたい」。甲子園に来た実感が、やっとわいてきたようだ。
スタンドに駆け付けた保護者らも温かく迎えてくれた甲子園に感激した様子。田村安秀選手の母、美江さん(45)は「みなさんの拍手が大きくて、足が震えて涙が出ました」と興奮気味。保護者会副会長の木下和也さん(46)は「ここまでの過程に複雑な心境だったが、式を見て素直に喜んであげたい」と話した。
4日の出場決定から準備に大忙しだった岡本道雄部長は「これでやっとくつろいだ。あとは試合やね」。高知ナインは午後から尼崎市内の高校で割り当て練習、第3試合終了後、特例の「ナイター甲子園練習」でいよいよ戦闘モードに入る。
【写真説明】開会式を終え、ホッとした表情を見せる高知ナイン(甲子園球場周辺)