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2003年8月18日(月)<朝刊>
4度目の日程変更 気持ち保って調整
また雨に邪魔された。17日、甲子園で予定された4試合は中止になり、これで今大会3日目の順延。3日以上の順延は1975年以来28年ぶりだ。第1試合で平安と対戦(2回戦)予定だった明徳義塾も“水入り”。甲子園の室内練習場で1時間半、気持ちを保ちながら軽めの調整を行った。
この日、ナインは午前4時半起床。朝風呂で体をシャキッとさせた。午前5時半に大会本部から宿舎出発の要請。バスに乗り込み、6時10分すぎには甲子園球場前に到着した。しかし、空模様をにらんで大会本部は“待機命令”。10分ほどバスで待たされた後、球場に足を踏み入れることなく、そのまま宿舎にUターン。結局、7時半に雨天順延が決まった。
明徳ナインにとって日程変更はこれで4度目。9日第3試合予定だった1回戦が10日第4試合になって1回。15日第4試合の2回戦は16日になり、さらに17日第1試合に繰り延べ。やっとできると思ったらまた延期。雨に振り回された。
午前9時に甲子園室内練習場に現れた明徳ナイン。朝早くからの“行ったり来たり”に、げんなり。しかし、練習に入ると表情はきりり。前夜のミーティングで「雨天中止もあるから」と確認していたという。「雨はどうしようもない。気持ちを切り替えるしかない」と主将沖田。「体の切れを保つというより、ほぐす程度」(馬淵監督)の軽めのメニューで汗を流した。
“鳥かご”のフリー打撃ではバッティング投手のストライクが入らない場面もあったが、打撃陣はボール球を振らず1球1球集中したスイングを心掛けた。練習スペースが狭いため、ノックの代わりに手で転がしたボールを捕球。内野陣はまたを割り、腰を落として小刻みダッシュ。外野陣も本塁返球をイメージして素早いゴロ捕球。士気の低下は感じさせなかった。
湯浅、鶴川の投手陣は「早くやりたい」と口をそろえた。そして、はやる気持ちを抑えるように捕手を座らせ丁寧に約40球。ボールの感触、フォームのバランスを確認していた。脇村春夫・日本高野連会長が「集中を切らさぬよう、コンディション維持に努めてほしい」と異例のコメントを出したように、気持ちを保てるかどうかが、勝敗の大きな分かれ目になる。
明徳ナインは午後は宿舎で休養。ムードメーカーの原田は「昼寝をしたら、夜寝れなくなる。頑張って起きておいて(午後)9時から爆睡します」。待たされ続けた戦いに備えていた。
【写真】ゴロ捕球など軽めの調整を行った明徳ナイン。中央で球をさばくのは松原(甲子園球場室内練習場)
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