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2003年8月5日(火)<朝刊>
横浜商業大高 早くも打倒明徳モード
明徳義塾の対戦相手、横浜商大高は堺市の新日鉄堺グラウンドで調整。右横手投手を想定した打ち込みを行うなど早くも“打倒明徳”モード。約2時間半の練習を見た。
横浜商大高は抽選会の4日夜には、高知大会決勝のビデオを入手。センバツの明徳―横浜戦も頭に置いて、湯浅の投球や各打者の特徴をチェックしたという。その印象は「エラーが多かったんですね」(金沢監督)。チーム打率4割を超える明徳も決勝は6安打。少しほっとした様子がうかがえた。
2時間以上を費やしたフリー打撃は2カ所。右下手の湯浅用と、鶴川の速球用だ。1カ所は3、4人の打撃投手が代わる代わる右横手から投げた。抽選会場では、金沢監督が「打てない」と評していた打線だが、5人の左打者を中心に鋭い打球。神奈川県大会決勝でセンバツ準優勝の横浜から7得点した片りんを見せた。鶴川を想定した速球対策も抜かりない。もう1カ所は140キロを超える高速マシン。ボール気味の高めに設定した球をバットを寝かせ気味に構え、コンパクトにたたきつけていたのが目を引いた。
試合の鍵を握るエース給前は約100球。上体の強さを生かしたフォームから速球を約30球。8分ほどの力だが、なかなかの威力。ただ、“好投手”の評判を感じさせたのは、その後の変化球。緩い縦のカーブは制球抜群。スライダーは打者の手前で小さく鋭く曲がる“三振の取れる球”。フォークボールの制球は悪かったが、縦のカーブとスライダーが決まれば、簡単には打ち込めないかもしれない。
神奈川県大会7試合でわずか6失策の守備陣はフリー打撃の生きた球を受けるのと並行して、ノックも受けた。内野陣はグラブを外して、素手捕球。基本の再確認だった。
また、グラウンドの隅では速球を空振りする練習も。速球狙いに見せかけ、バッテリーの配球をかく乱する作戦。試合での空振りをぎこちなく見せないための備えだろう。激戦の神奈川県を勝ち抜いたチームらしさを、随所に見せた。(早崎)
【写真】明徳湯浅を想定した右横手投手の球を打ち込む横浜商大高(堺市の新日鉄堺グラウンド)
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