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2004年4月4日(日)<朝刊>
明徳決勝進出ならず 済美(愛媛)に6―7
明徳義塾、6点差挽回(ばんかい)も、一歩及ばず―。第76回選抜高校野球大会第12日は3日、甲子園球場で準決勝を行い、明徳義塾は済美(愛媛)との四国対決に6―7で敗れ、初のセンバツ決勝進出はならなかった。
明徳は今大会初めて先制された。4試合連続先発のエース鶴川が二回までに3失点。代わった2年生松下建も三回、3安打に守りのミスも出て3失点。五回まで0―6の劣勢に立たされた明徳だが、六回、打線がいきなり爆発した。それまで1安打に抑えられていた済美・福井から森岡以下が4連打。3点を取ってなお一死三塁から鶴川、野村も長打で続き、代打松下和の内野ゴロの間に野村が同点のホームイン。
試合を振り出しに戻した明徳は、2番手松下建も四回以降無安打ピッチング。押せ押せムードだったが、八回、守りのミスが出た。失策、四球の二死一、二塁からの盗塁で捕手が三塁悪送球。勝ち越し点を許し、九回最後の攻撃も一死一塁から三振併殺で万事休した。
【写真上】選抜大会初の決勝進出を逃し、肩を落として引き揚げる馬淵監督(中央)と明徳ナイン=甲子園
よう追い上げた 明徳応援団 健闘に温かい拍手
「よう追い上げた。夏につなげよ」。甲子園球場で3日行われた第76回選抜高校野球大会準決勝で、郷土代表の明徳義塾高は済美高(愛媛)を猛追したが、わずかに及ばず6―7で敗退。最後の最後までメガホンを打ち鳴らし、声をからした応援団は「頑張った」「いい試合やったぞ」と温かい拍手を送った。
序盤で鶴川将吾投手が攻略される苦しい展開。一昨年夏の優勝メンバー、泉元竜二さん(19)は「球にスピードがない。疲れているのかな」。三回までに6点を献上したが、約2500人のアルプス席はナインを信じ、大声援を送り続けた。
恒例のよさこい鳴子踊りで盛り上げた後の六回、ナインの、スタンドの、高知の人の思いがはじけるように、打線が爆発。一打、また一打と安打がつながると、大歓声が広がり、後続打者を手拍子で送り出した。
左中間二塁打した先発鶴川投手の父、裕昭さん(47)は「責任を感じたのじゃないですか。よく打ってくれた」。5点目をたたき出した野村太一中堅手の父、尚哉さん(39)はガッツポーズし、「四国大会では負けたが、この勢いなら」。同点となる6点目がスコアボードに表示されると、「よっしゃー、次は逆転だー」と意気上がった。
だが、八回に守備の乱れから1点を失い、大きなハンディを背負うことに。最終盤の九回、逆転を信じ、「頼むぞーっ」と祈るような大声援を送ったが、三振ゲッツー。突然のゲームセットに、ただぼうぜんとため息が広がった。
それでも、スタンド前にナインが並ぶと、口々に「よう頑張ったな」。温かい拍手で健闘をねぎらった。
【写真下】追い上げ及ばず、試合終了。肩を落とす明徳応援団(いずれも甲子園球場)
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