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2004年4月3日(土)<朝刊>
明徳21年ぶり春4強
明徳義塾、21年ぶり春4強―。第76回選抜高校野球大会第11日は2日、甲子園球場で準々決勝を行い、明徳義塾は東海大山形(山形)を11―6で下し、1983年以来21年ぶり2度目の4強入りを果たした。また県勢がセンバツで準決勝に進んだのは85年、初出場初優勝を飾った伊野商以来。明徳は3日の第2試合(午後1時半開始予定)で、初の決勝進出を懸けて済美(愛媛)と準決勝を戦う。
試合は明徳打線が序盤から爆発した。初回、東海大山形先発の城間をとらえ、三回までに梅田の本塁打を含む7安打で4点。四回は代わったエース佐藤淳にも田辺の二塁打などで4点追加。8―0とリードを広げた。
しかし3試合連続先発のエース鶴川が中盤、相手打線につかまった。五回に4連続長短打などで4失点。六回には守りの乱れも重なった。8―6にされたところから、打線が再び援護。3点差にして迎えた八回、田辺がこの試合6打点目になる犠牲フライ。九回にも7番野村の本塁打で計11点。鶴川の完投を助けた。
【写真上】21年ぶりの選抜大会4強を決め、笑顔で1塁側アルプス席へ駆け出す明徳ナイン(甲子園)
明徳スタンド 大声援で窮地支える
「よっしゃー。ベスト4や!」。甲子園球場で2日行われた第76回選抜高校野球大会準々決勝で、郷土代表の明徳義塾は東海大山形(山形)の中盤の猛反撃をはね返し、11―6で下した。一時は2点差に迫られたものの、自慢の打線の援護に、応援団は「このまま行けー」。21年ぶりのセンバツ4強入りにスタンドが揺れた。
応援団長で野球部の小野正也君(3年)は、直前の済美(愛媛)の逆転劇に、「明日は済美に(四国大会の)リベンジ。その前に東海大山形を倒します」と意気盛ん。一回の田辺真悟捕手の二塁打、野村太一中堅手の安打などで計3点。三回は梅田大喜三塁手の本塁打も出て、応援団の雰囲気もがぜん、盛り上がった。
四回も二死満塁から、田辺捕手が走者一掃の左中間二塁打。父の淳一さん(48)は「(久保田健仁一塁手の)死球の後の初球。調子が悪かったら打ててへん」と大喜び。8―0のスコアに、楽勝ムードさえ漂った。
しかし楽に勝てないのが甲子園。中盤、状況が一変する。五、六回には計6失点。打ち込まれるエース、エラーを重ねる野手に、応援団は「頑張れ、(鶴川)将吾」「頑張れ、明徳」。祈るような声援が続いた。
七回にようやく追加点が入ると、アルプスが再び膨れ上がる。八回の梅田三塁手の二塁打、田辺捕手の犠飛には、総立ちでメガホンを打ち鳴らした。八回には、赤瀬浩二右翼手が守備でファインプレー。父の隆一さん(42)は興奮気味に「いつも守備で貢献したいと、話していた」。
「乗ってきたぞ」と大歓声の九回、野村中堅手がとどめの本塁打を放ち、応援団も勝利を確信。スタンドと選手が一つになって窮地を乗り切り、今大会3度目の喜びの校歌が浜風に流れた。
【写真下】3回、梅田三塁手の左越え本塁打に、メガホンを打ち鳴らして喜ぶ明徳応援団(甲子園球場)
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