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2004年4月2日(金)<朝刊>
4強へ態勢万全 きょう東海大山形戦
さあ準々決勝だ―。2日の第2試合(午後3時半開始予定に変更)で東海大山形(山形)と対戦する明徳義塾ナインは1日、大阪府枚方市の松下電器のグラウンドで割り当て練習。1983年以来21年ぶり2度目の4強入りを目指して万全の態勢を整えた。バッティング中心のいつも通りのメニューで、約3時間調整した。
「右」マシンと右投手2人の3カ所フリー打撃は、感触を確かめた3月31日と違い、力のこもったスイングが目立った。しかし、全体的にやや体の切れが悪いと感じた馬淵監督は「打てなくてもいいから強く振り抜くように」。球に当てにいかないよう注意する場面も見られた。
森岡、松原、久保田の主軸の調子は相変わらず悪くない。梅田、田辺に加え、試合ではいまひとつ調子の上がっていない野村にも鋭い当たりが出ていた。
シート打撃では、東海大山形のエース佐藤淳を想定した、直球135キロ前後の「右マシン」を使った。「走者なし」、「一死二塁」の設定で打席を3巡させた。もちろんバント、走塁などの機動力チェックも入念に行った。
野手がノックを受けている間、エース鶴川、松下建の両投手はブルペンで投球。ともに直球、スライダーを主体に50―60球。球の切れ、微妙な制球を確かめるように投げ込んだ。
鶴川は「(東海大山形は)思い切り振ってくるので、丁寧にコースをつきたい」。松下建は「登板の機会があれば、ベストをつくす」。これからは雨がなければ3連戦。準々決勝では継投も十分考えられるだけに、両投手とも気合十分だった。
また、試合開始時間が午後1時半から2時間遅れたたことに関して、馬淵監督は「いつもの練習時間。かえって体が良く動くくらい」と、まったく気にしていない。
【写真】準々決勝を前に入念な打ち込みをする明徳ナイン(枚方市の松下電器グラウンド)
馬淵監督かく戦う 水準超す投打に接戦も
準々決勝の相手、東海大山形は、昨夏のレギュラー6人が残っている。攻守にまとまりがある上に、春夏を通じて山形県勢初のベスト8進出の勢いもある。1回戦で報徳学園(兵庫)を退け、2回戦では八回一気の猛攻で金沢(石川)を突き放した。右腕のエース佐藤淳は変化球を軸に打たせて取るタイプだが、コントロールが抜群。馬淵監督に相手の印象、準々決勝の戦い方などを聞いた。(以下談)
打線は力強いし、ピッチャーのコントロールもいい。投打とも水準を超えており、接戦を予想している。
エースの佐藤淳君は球威はないが、変化球の切れがいい。コースに決められれば、そう簡単には打てないだろう。配球が巧み。金沢打線は高めのストレートを打ち上げさせられていた。ある程度狙い球を絞っていくつもりだ。
うちの打線は、2回戦のように待ちきれずに、ボール球を振ることがないようにしたい。そのあたりはよく言って聞かせたし、選手も分かっていると思う。
奇策の必要はない。これまで同様の考え方で、1点ずつ積み重ねたい。それと相手の失投は絶対に見逃さないことだ。じわじわと引き離して、相手の勢いを止める試合に持ち込めれば理想的だが、「競り勝つような試合をしたい」とも思っている。
相手打線は1―6番は振りが鋭く、力もある。気になるのは、1番の石井君と4番土谷君。俊足の石井君が出塁して攻撃のリズムをつくるようなので、塁に出したくない。
2回戦で金沢のサイドスロー投手に苦しんでいたので、先発松下建も考えている。鶴川も相変わらず仕上がりは良い。どちらが先発してもビッグイニングはつくられないと思っている。
今大会は、ここまでこれといった守りのミスがない。基本的なことだが、攻撃のリズムをつくるためにも、しっかり守りたい。両方の投手の持ち味が出れば、「4―3」あるいは「3―2」くらいのゲームになるのではないか。
【写真】チームをベスト8に導いた東海大山形のエース佐藤淳(2回戦の金沢戦から)
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