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2004年3月23日(火)<朝刊>
明徳ナインはつらつ 雨天練習場で2時間汗
甲子園の明徳義塾は開会式リハーサルの22日、無情の雨で全体練習が中止になり、主将田辺が1人だけの参加。雨にたたられたのは練習も同じ。グラウンド状態不良で割り当ての津門公園野球場が使えないため、急きょ大阪府大東市の大産大雨天練習場に移動、約2時間汗を流した。守備練習はできず、入念なアップに続くフリーバッティング一本。この日も初戦の相手、桐生一の左腕坂田対策が中心だった。
2台のマシンは、100キロ弱の緩いカーブと140キロを超えるストレート。左右の打撃投手と合わせ、4カ所でたっぷり打ち込んだ。もともと左投手を苦にしない森岡、松原、久保田ら左の主軸も気持ち良く振り抜いて、快音を響かせた。
エース鶴川も4日ぶりのブルペン。直球、カーブ、スライダーの感触を確かめるように約60球投げた。鶴川は「ちょっと寒かったんでシュート回転したボールが多かった。寒いのは苦手だし、これからピッチを上げます」。鶴川と並んで松下建も約60球。直球のほかカーブ、スライダー、シンカーなど切れは良かった。
馬淵監督は「天気が良ければ、昨日と同じメニューでやりたかった。でも思っていたより打ち込めたし、体の切れが確かめられた」と話していた。
【写真】雨もなんの。はつらつと動いた明徳ナイン(大産大雨天練習場)
対談 馬渕監督「投手は万全」 福田監督は「3点勝負に」

開会式の全体リハーサルは雨で流れたが、ネット裏では大会5日目の第1試合で対戦する明徳義塾の馬淵史郎監督と、桐生一の福田治男監督が顔合わせ。チームの調整ぶりや試合展開などを話した。
―相手チームの印象は。
馬淵 今までの試合を見た限りでは、しっかりした野球をするチーム。選手がきっちりしつけされている感じがする。
福田 常連校で強打の印象が強いが、最近は手堅さがあり、投手、守備を含めてバランスもいい。力があって、すきがない。
―マークする選手は誰か。
馬淵 4、5番打者にパワーを感じたが、気になるのは先発投手。左の坂田君、右の武藤君。うちは左打者が多いので、どう継投するのか注目している。
福田 1番の森岡君。確実性と長打力を兼ね備えている。松原君、梅田君も1年のときから甲子園に出てる。打線に切れ目がなく、誰と(名前が特定)できない。
―試合展開は。
馬淵 何回やっても初戦は予想しづらい。投手の出来が鍵を握るのは間違いない。五回まで競り合ったら、高校野球は分からない。ミスが出た方が負けだろう。
福田 真っ向勝負では勝ち目がない。誰を先発させて、どうつなぐのかのタイミングが問題。先発が五回まで持てば試合をつくれる。3点以内の勝負に持ち込みたい。
―ここまでの調整ぶりはどうか。
馬淵 意識して甲子園入りを遅らせたので、5日目というのは良かった。きちっと仕上げられたと思う。
福田 甲子園に来て、昨日までハードな練習をした。チーム状態ははっきり言って悪い。疲労もピークだが、あと5日ある。上がってくる要素があることに期待している。
―冬場の強化はうまくいったか。
馬淵 投げ込み、走り込みで、まず投手を鍛えた。自分が出場した中では一番いい(投手の)状態。外野守備、クリーンアップの強化も課題だが、何とか形になってきた。
福田 関東大会を終えて例年通りチームを崩し、全員でポジションを競わせた。旧チームのメンバーも残っているが、強化というより試合ができるところまで持ってきたという状態。
―何点勝負になる?
馬淵 分からない。投手の出来、失策が出たらワンサイドになるかもしれないし…。しかし、今のうちの投手の出来なら試合をつくれることだけは間違いない。
福田 3点以内と言ったが、5点くらいは取られるでしょう。食いついていきたい。
【写真】健闘を誓い合った馬淵(左)、福田両監督=甲子園
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