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2004年3月21日(日)<朝刊>
明徳が甲子園練習 シート打撃で快打披露
第76回選抜高校野球大会の開幕を控えた20日、明徳義塾が甲子園練習を行った。俊敏な守り、シート打撃で快打を披露し、報道陣から「さすがにトップレベルのチーム」。優勝候補の一角らしい存在感をアピールした。
割り当て練習は午前11時50分から40分間。雨の影響で当初の予定時刻より50分繰り上がった上に10分間短縮して行われた。三塁側のベンチに陣取ったナインは、始まりを告げるサイレンとともに一斉に守備位置に散った。
緩いゴロの処理から入った内野陣は最初、やや緊張したのか送球が微妙に乱れる場面も見られた。しかし、宮岡部長のノックが鋭い打球に変わると、落ち着きを取り戻し軽快な動き。併殺、連係プレーなどはつらつと動いた。外野陣は背走する大きな飛球のほか、芝の具合を確かめるためのクッションボール、ゴロ打球処理も丁寧に行った。
20分のノックを終えたあとは、明徳には珍しくシート打撃。ベンチ入りした18人全員が打席に立ってきびきびと5回り。「感触を確かめたかった」という松原のフェンス直撃打など快音が響いた。「そろそろやらんと」と田辺も左中間、右中間に打ち分けた。
投手陣は、甲子園を知っているエース鶴川はノースロー。松下建と久保田が初マウンドの感触を確かめるように20球ずつ。馬淵監督が見守る中、直球、切れのいい変化球を投げた松下建は「マウンドが高いから角度がつく。投げやすい」と、あこがれの球場が気に入った様子。
エース鶴川は「いつも通りの甲子園でした。リラックスして投げられそう」。4度目の晴れ舞台になる梅田は「グラウンドに出たら気合が乗ってきた」。中堅野村は「戻って来られてうれしい。やりますよ」。久しぶりの甲子園に気持ちも乗ってきた。
森岡は緊張!?
昨秋の打率7割1分4厘と出場選手中トップの明徳森岡だが、シート打撃ではやや当たりが悪く、馬淵監督も「緊張していたみたい」と苦笑した。
兄は一昨年夏、全国制覇を果たした時の主将で、現中日の良介。もともと打撃の評価は高かったが、故障もあり3年生になった今春ようやく甲子園の土を踏むことになった。
小柄なリードオフマンは「1番なのでとにかく塁に出ることだけ考えている。チャンスを少しでもつくりたい」と初の甲子園に意気込んでいた。
【写真上】快音を響かせた明徳打撃陣(写真はいずれも甲子園球場)
【写真下】馬淵監督の見守る中、初マウンドを確かめた松下建
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