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2002年8月19日(月)<夕刊>
全国高校野球 明徳4強 広陵に7−2
明徳快勝で4年ぶりのベスト4――第84回全国高校野球選手権大会第12日は19日、甲子園球場で準々決勝を行い、第1試合で郷土代表、明徳義塾は投打の歯車ががっちりかみ合い、広陵(広島)を7―2で下して準決勝に進んだ。明徳は四年ぶり2度目の4強入り。春夏通じて初の決勝進出を懸け20日の準決勝に挑む。
明徳はエース田辺が広陵を七回まで散発3安打に抑える一方、打線は四回に森岡の左越え二塁打と内野ゴロの二死三塁、田辺自らが中前に先制打。
六回には無死から死球と森岡、筧の連続長打で2点。さらに、二死後、右中間三塁打の梅田を山口が中前打でかえしてこの回3点目。エースの力投に中軸ら攻撃陣がしっかり応えて明徳優位のまま終盤へ。
八回、広陵の1番黒川に2点本塁打を喫したが、明徳はその裏すぐさま突き放す。森岡以下中軸の長短3連打と、送りバントにスクイズでまたも3点を追加。広陵の反撃意欲を奪い取り、九回、田辺は四球の走者を1人出したが、最後の打者を二塁ライナーで打ち取った。前日の第3試合で134球の完投に続き124球で2日連投。疲れを全く感じさせない田辺の好投だった。
明徳は準決勝、この日の第3試合、川之江(愛媛)―遊学館(石川)の勝者と対戦する。
【写真】【広陵―明徳義塾】4回裏明徳義塾2死三塁、田辺が先制の中前打を放つ。捕手薮根(甲子園)
明徳4強 「あと2つや」猛打快勝に沸く応援席
「やった! ついにベスト4」――19日、甲子園球場で行われた第84回全国高校野球選手権大会準々決勝で、本県代表の明徳義塾は広島代表の広陵に対し、猛打を浴びせて快勝した。息詰まる投手戦をやきもきしながら見守った応援席は後半、中軸の活躍に笑顔が爆発。「いいぞいいぞ明徳」の大合唱で、選手に拍手を浴びせた。
前日の劇的勝利に、早朝から集まった応援の面々は皆、上機嫌の明るさ。「(優勝まで)ここから三連戦」「今日もいける」と気合を入れ直して応援に臨んだ。
沸き返ったのは1対0のリードで迎えた六回裏。前日のヒーロー、沖田浩之選手が死球で出塁すると、これも前日のヒーロー、森岡良介主将が三塁打。
待ちに待った追加点に、応援席は大喜び。森岡主将が所属したボーイズリーグ・東大阪シニアの面々は、「やった、やったー!」と明徳野球部員に負けない大声を張り上げた。兼重誠司・副主将は「森岡先輩はチーム全員のあこがれ。打って当然です」。
八回表。田辺佑介投手がツーランホームランを浴びると、父の淳一さん(47)=大阪府藤井寺市=が「疲れていても、一球一球、気合で…」と手に汗握る。その裏すぐに田辺投手のバットで貴重な追加点が入り、淳一さんは「これでいけるでしょう」とほっとした笑顔を見せた。
試合が終わった瞬間、応援席からは「バンザーイ」「あと二つやー」の歓喜の声。4年ぶりの4強入りに、卒業生や野球部員がメガホンで頭をたたき合って喜びを爆発させた。
【写真】6回裏、森岡主将の三塁打で貴重な2点目。待ちに待った追加点に、大喜びの明徳応援席(甲子園球場)
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