|
2002年8月18日(日)<朝刊>
明徳右横手対策は万全 8強懸けきょう常総学院戦
甲子園の明徳義塾ナインは17日、西宮市の津門中央公園野球場で3回戦の相手、常総学院の横手投げ投手を想定してフリー打撃やスクイズ練習を繰り返し、8強入りへ万全の最終調整を行った。
フリー打撃は甲子園入り後、最もいい調子。打ち損じが少なく、全体にバットが振れて力強い打球を飛ばした。シート打撃では、今回ベンチ入りしていないがセンバツのマウンドに立った右横手投げの湯浅が登板し、走者も実戦さながらの駆け引き。スクイズは外された場合も想定。打者はボールに飛びついた。
野手陣がノックを受ける間に、3投手はブルペンで40球程度の調整。エース田辺は低めに球を集めて、縦、横のカーブも試した。竹内はカーブが多めの内容で、鶴川は直球に切れがあり上々の出来だった。
副主将の捕手筧は「きょうの田辺はいい感じ。球威より打たせて取る。次を勝たないと上はないですから」と静かな闘志を燃やしていた。
【写真】右腕の横手投げ対策は万全。奮起が期待される左打者がシート打撃で力強い打球を飛ばした(西宮市の津門中央公園野球場)
奇策まれ正攻法のチーム 常総学院戦 馬淵監督の戦略
明徳はきょう、センバツに続く2季連続の甲子園8強入りを目指し、常総学院と3回戦を戦う。両校は1998年のセンバツも8強を争い、明徳が逆転勝ちしている。馬淵監督に常総戦に向けての戦略などを聞いた。
―常総の木内監督と親しいそうですが、どんな作戦で来るか。チームの印象など。
「よくしゃべられる監督さんだが、実際には奇策はまれ。どちらかと言うと正攻法で来て、たまに奇策を出す。大型チームではないですね。木内さんが言うように、投手、打線とも小さい」
―相手投手は右の飯島、内田、左の磯部がいますが。
「飯島君が来るでしょう。中1日で内田君がないとは言えん。自分とこが劣勢と考えたら、奇策として飯島以外で来る可能性もある。飯島君は特徴ないが、柳川、宇部商も打ててない。シンカーが直球のように見え、時間差があって打ちあぐんだ。基本的にローボールに手を出さないが、制球がいいと打たないかん。直球に力負けはないから、引きつけて、振り回さないこと」
―警戒する相手打者は。
「特にいないし、全員ですよ。8強を争うチームの打者は、甘い所に入ったら打つ。左にちょこんと打つのがうまいバッターもいる。試合巧者の常総というより、田辺がいつも通りの投球を心掛けること。中2日空き状態はいいですよ」
―試合の展開は。
「田辺で3点は覚悟している。投げ合いの試合でも3―2ぐらい。左打者が奮起して5点は取らんと。森岡、筧が打てんようでは駄目。自分たちの力を出し切ることです」
【写真】8強入りを目指し、ブルペンで調整するエース田辺(手前)と鶴川(西宮市の津門中央公園野球場)
|