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2002年8月15日(木)<朝刊>
明徳きょう青森山田戦 入念にスクイズ練習

甲子園の明徳義塾ナインは14日、西宮市の津門中央公園野球場で2回戦の青森山田戦に向け、アップも含めて3時間の最終調整を行った。
練習はこの日もフリー打撃から。左腕の緩い球にタイミングが合い、中軸を中心に快音を響かせた。シート打撃では森岡、梅田、田辺、筧らに“打点”となる当たり。
この日、特に力を入れたのはスクイズ練習。三塁走者は左投手の間合いを見て、全速でダッシュするが、馬淵監督は「左なら、もっとリードできるぞ。投手の正面でもセーフになれ」と大声が飛ぶ。また、打者には「バントしたらバット持って走れ、ランナーがスライディングできんやろ」と、実戦さながらにチェックを繰り返した。
シート打撃では長打を見せた主砲森岡だが、左ひざに疲労性の痛みを感じ、ノックはお休み。一方、エース田辺はブルペンで約40球の調整。球の切れも良く、変化球も一通り試した。田辺は「青森山田戦もこの調子で、勝ちます」と満足げな表情だった。
【写真】2回戦の青森山田戦に向け、スクイズ練習を繰り返す明徳ナイン(西宮市の津門中央公園野球場)
笹川攻略へ大振り厳禁 馬淵監督
2回戦の明徳義塾の相手、青森山田は初戦で開星(島根)を6―3で破った。5番山中が2本塁打などで5打点、軟投派の左腕笹川は14安打されるが3失点に抑えた。いかに戦うか、明徳の馬淵監督に戦略などを聞いた。
―ビデオなどで、何度も研究されたでしょうね。
「開星戦、県大会決勝のビデオを見た。1番金井に注意やな。パワーとうまさでチームを引っ張っている。5番山中らクリーンアップにも警戒しないと。百パーセントエース笹川で来る。いわゆるテクニックで抑える投手。こちらが力勝負しようとすると、術中にはまり思うつぼになる」
―その笹川の攻略は。
「緩い球だから、引きつけて、コンパクトに振らせる。大振りは厳禁。球が遅く荒れ球でもないし、こちらは小技が使える。エンドラン、スクイズもかけやすい。一死走者三塁の好機が5回あれば、すべてスクイズするぐらいのつもり。勝つ野球をする」
―打者へ具体的な指示は。
「横手投げだから、横の幅を狭くしてプレッシャーをかける。ホームベースに詰めさせる。カーブ待っていても直球が打てる投手。早いカウントの低い球など無理しない。緩いカーブ、スクリューボール、インコースのカーブと投げ分けてくるが、球速の差に幻惑されないことが大事」
―打順はそのままですか。
「上位は不動、状態は悪くない。右打者の松岡が左の緩い球をよく打つので、8番右翼の泉元と入れ替える。スイッチの梅田が右で打つし、右が6人並ぶ。右打者のサードゴロが多いと、うちが苦戦していることになる」
―エース田辺の調子と、相手打線への対応は。
「田辺の出来はいい。球の切れが良く絶好調に近い。相手打線は変化球に弱い。山中らの前にランナーを出さず、打たれてもシングルにする。ナインは田辺の状態が良いのを知っとるし、送るところは送り、スクイズを決め、向こうに流れをやらないだろう」
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