明徳義塾の1回戦の相手、酒田南は4年連続5度目の出場。山形大会は右腕3投手が投げ、5試合を3点以上の差をつけ県代表の座を守った。甲子園経験では明徳が格上だが、初戦でもあり油断は禁物だ。明徳馬淵監督に戦略などを聞いた。
―酒田南の投手陣をどう見ますか。
「先発はエース小林君か伊藤君で来るだろう。どちらも特別速いわけじゃなく、安定してるのは伊藤君かな。小林君はコンビネーションで投げてくる」
―相手打線については。
「四国(有力校)のクリーンアップに比べると長打がない。3番長谷川君はマークして、前にランナーを出さんようにしないと。田辺も経験がありやってくれるでしょう。後は気力」
―酒田南は足も速いと聞きますが。
「田辺―筧ですから、走らせないでしょう。相手投手はクイックモーションが速いわけじゃないので、うちは走るカウントなら行きます」
―投手の攻略法は。
「ローボールは打たんようにして、直球を狙う。高めに浮いた変化球にも手を出させる。最初はバッターボックスの後ろに立たせるが、タイミングの合わない打者には、それぞれに任せてある」
―明徳打線の戦い方は。
「クリーンアップの前にランナーを出したい。沖田が当たっているので、やってくれそう。筧は打てる。森岡がやや不調だが、ゲームでは1本打つ選手ですから」
―投手の起用は。
「先発はもちろん田辺。7日のシート打撃でも悪くなかった。ストレートの多い配球になるでしょう」
―どんな試合展開を予想しますか。
「先制点にはこだわらず、九回トータルでやらないかんゲームでしょう。田辺が立ち上がり三回まで無失点で行けたら、完封の力もあるが…。酒田南は3点ぐらい取ってくるチームで、5―3、6―3あたりの戦いと思う」
【写真】初戦に向け、打撃陣にアドバイスを繰り返す馬淵監督(西宮市の津門中央公園野球場)