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2002年8月9日(金)<朝刊>
あす明徳と対戦の酒田南(山形) 不安の内野念入りに練習
熱戦の火ぶたが切られた夏の甲子園。県代表の明徳義塾ナインは8日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で40分間のフリー打撃、1時間のシート打撃などを行い、筧らが快音を連発した。一方、1回戦で対戦する酒田南(山形)の戦力が気になるところ。枚方市の松下電器野球場での練習を訪ね、取材した。
「甲子園に来て満足してるのじゃないか。いい試合だったけど、負けたじゃ駄目。がむしゃらさを出せ」。酒田南の西原忠善監督が円陣のナインを一喝する。ノックボールを追う姿に、積極性が見えない選手がいたためだ。
「決して守りのチームじゃない、失策もある。派手さもないが、1年から出した選手が多いので、経験はある」と西原監督。県大会では三遊間だけで5失策。昨夏、今春の甲子園も、失策で崩れた痛い経験があり、ナインに奮起を求める。だが、外野の守備範囲は広く、長打性の打球に備えたカットプレーも鍛え上げられていた。
西原監督は大阪府出身。このため、登録選手16人のうち10人が近畿圏の選手だ。春からけが人が多かったが、徐々に良くなっているという。
投手は右腕3人。身長182センチの2年エース小林は、県大会で最速141キロをマーク。大きく曲がるカーブにスライダー、フォークもある。これが決まった試合は完封した。ただ、腰の痛みで投げ込みが不足気味。3年の伊藤はスリークオーターで、シュート、スライダーと横の変化球。センバツの先発経験がある。左翼手の長谷川も130キロ後半の球速があり、県大会は2試合14イニングスを投げた。
打線はバットが振れている選手が多い。特に3番長谷川はバットスイングが速く、ミートもうまい。県大会は打率4割7分4厘だけに要注意。1番の中堅須田も5割をマークしており、このあたりをどう抑えるか。足は1―9番まで俊足がそろい、県大会5試合で16盗塁。明徳の捕手筧は強肩で簡単に走らせないだろうが、油断はできない。
西原監督は「明徳に離されず、九回までで試合をしたい」と、初戦のさい配に思いを巡らせていた。
(運動部・土居)
【写真・上】内野ノックで守備の最終調整をする酒田南ナイン(枚方市の松下電器野球場)
【写真・下】明徳ナインは8日もフリー打撃で快音を響かせた。筧らはさく越えして好調ぶりがうかがえた(西宮市の津門中央公園野球場)
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