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2002夏の高校野球 明徳義塾高情報

★第84回全国高校野球選手権県大会の軌跡

 

2002年8月8日(木)<朝刊>

田辺仕上がり万全 シート打撃に登板

打撃中心の練習メニュー。エース田辺はシート打撃に登板し、好調な仕上がりを見せた(西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場)  夏の甲子園県代表の明徳義塾ナインは7日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で約2時間にわたり打撃中心の練習を行った。シート打撃ではエース田辺が好投し、万全の仕上がりをアピールした。

 選手らは1回戦の相手、山形県代表、酒田南のビデオを繰り返し見た。馬淵監督も練習直前まで入念にチェックしていたが、「攻略に自信のあり」の表情で球場入り。エース小林のストレートは常時135キロ以上、などの相手新情報も入り、馬淵監督は円陣を組ませ攻略法を伝授した。

 酒田南の右腕小林の球種は、ストレートにカウントを取りにくる縦のカーブとスライダー。スライダーは甘い球も見られ、明徳打線のコースの見極めが重要になる。攻略法については、「今はインターネットで新聞が見られるから、まだ勘弁して」と馬淵監督は慎重。

 練習はいきなり打撃から入った。ロングティーの間にマシンを据え、打撃投手にはカーブを投げさせて2カ所でフリー打撃。また、シート打撃にエース田辺が登板。カーブが多かったが、10打者に投げ、ヒット性は抜けたスライダーをたたかれた1本だけ。ブルペンでも計80球を投げており、制球、球速ともに上々だった。

 馬淵監督の「田辺は良かった。ストレートが走るとすべてにええな」と満足げな表情に、明徳ナインの好調さがうかがえた。

 【写真】打撃中心の練習メニュー。エース田辺はシート打撃に登板し、好調な仕上がりを見せた(西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場)

 
 初戦こう戦う 馬淵監督と西原・酒田南監督が対談

ベストを尽くして戦い合おうと握手する明徳義塾・馬淵監督(右)と酒田南・西原監督(甲子園球場)  開会式リハーサルの7日、選手たちの予行練習を見ながら、甲子園スタンドで明徳義塾・馬淵史郎監督と酒田南・西原忠善監督が恒例の監督対談。大会第3日(10日)第3試合の初戦にかける意気込みを両校監督に聞いた。

 ―相手チームの印象は。

 西原監督「甲子園常連のバランスの取れた良いチーム。森岡、筧、田辺君らビッグネームもいる。春のセンバツを甲子園で見たり、何度も戦いを見ている」

 馬淵監督「イメージはわかないが、ビデオで県大会決勝を見ると、エース小林君は非常に良い投手。従来の山形県のチームの印象と違って、試合運びを心得ている」

 ―戦い方は。

 西原監督「うちは相手によって戦法は変えられない。個々の力を結集したい」

 馬淵監督「うちも同じだが、県大会で苦しい戦いをしてきた。出られるだけで半分幸せ。春も出られたし、最後の戦いだからやれと、選手に話している」

 ―勝利の鍵は。

 西原監督「投手が3人いるが、まず投手に頑張ってもらいたい。打つ方も何とか主軸につないで得点したい」

 馬淵監督「田辺がしっかり投げ、しっかり守るのが大前提。前半に相手にビッグゲームを与えないようにしないと、本来の力が出せなくなる。クリーンアップが当たっているんで、その前にどれだけ出られるかです」

 ―相手で警戒、注目する選手は。

 西原監督「うちにとっては自分を含めて、明徳を見るのもやるのも楽しみ。すべての選手を見てみたい」

 馬淵監督「エース小林君は力に頼らず、相手の弱点を攻めるうまい投手。あのスローカーブを打つ練習をしている。打線は3、4番。特に3番の長谷川君は確実性があり注意したい」

 ―試合への抱負を。

 西原監督「チームには近畿出身の選手もいて、張り切っているので、そのムードを守りたい」

 馬淵監督「悔いのない1回戦にしたい」

   ◇    ◇

 同じ社会人野球出身の監督同士。対談では先輩の馬淵監督が「どうぞ」と“後攻”を選んだが、言葉数は多く早くもリード。大方の予想も明徳優位だったが、初戦に向け慎重な表情を崩さなかった。

 【写真】ベストを尽くして戦い合おうと握手する明徳義塾・馬淵監督(右)と酒田南・西原監督(甲子園球場)

 明徳応援バス10日運行 高知市から日帰り

 県交通と土佐電トラベルサービスは、第84回全国高校野球選手権大会で、10日の1回戦に挑む明徳義塾高校(対酒田南・第三試合)の応援バスを共同運行する。

 10日午前7時50分に高知市堺町(中央公園前)に集合し、8時に出発。明石海峡大橋経由で、午後零時半ごろに甲子園球場に到着し、同1時半開始予定の試合を観戦する。帰路は試合終了の1時間後に甲子園を出て、同日午後9時半に堺町に帰着予定。

 利用には予約が必要。料金は1万1千円、小学生以下1万円。片道の場合はそれぞれ9千円と8千円。予約は県交通(088・845・5200)、土佐電トラベルサービス(088・882・0111)へ。


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