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2000年2月1日(木)<朝刊>
待ち望んだ“春の便り” 甲子園での活躍誓う
塁間を抜くノック打球に、内野手が土煙を上げて飛びつく。多くの先輩の汗や涙がにじむグラウンドをはい回れば、伝統を感じてプレーする瞬間もあるだろう。
かつて春夏合わせて二度、全国制覇を果たし輝く歴史を持つ高知高。ただここ六年間、県内強豪にさえぎられ、甲子園への切符さえ手に入れられなかった。王者の記憶は遠ざかり、チャレンジャーの座に甘んじてきた。しかし、ひたむきな努力が、やっと実を結んだ。待ち望んだ“春の便り”が、伝統校のグラウンドに届いた。あこがれの甲子園への道が開けたのだ。
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「小松島に負けた悔しさをもう忘れたがか―」。中村敏彦監督の怒鳴り声が響く。選手たちの闘争心に火を付ける。昨年秋四国大会の準決勝、九回土壇場で逆転され、甲子園当確を逃した記憶が生々しい。悔しさをバネに、冬の厳しいトレーニングで体を鍛えた。
「やることは分かっている。気を引き締めていこう」と選手たち。増した体力をどう野球に結びつけるか。打球の速さ、一歩目のスタート、送球など、これから実戦で生かしていかなければならない。きっちりと攻守を仕上げるには、センバツまで無駄にする時間はない。
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OBや関係者にとっても、「六年間」は長い道のりだった。秋、夏の県大会で明徳義塾、高知商、土佐、宿毛に敗れた。とりわけ明徳には、あと一歩のところで何度も勝利を奪われた。先輩たちの悔しさを、現選手たちは十分知っている。昨秋も明徳を直接下したわけではない。
もっと実力を付けたい、伝統の名に恥じないプレーをしたい。ある選手は「出場校の発表は早く聞きたかったけど、センバツはもっと先ならいい。もっと練習したい」と言うと走り出した。甲子園での活躍を誓い、ナインはさらに身も心も鍛える。
(写真=写真部・反田浩昭)
( 文=運動部・土居賢一)
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【チーム一丸で】
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甲子園の切符は手にした。後は2カ月足らずの日々で、自分たちの力をどこまで伸ばせられるか。チーム一丸となり、ここからが正念場だ
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【さあ、打ってこい】
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グラウンドでは日々が競争、どんな球にも食らいつくぞ。気合のこもったプレーが甲子園につながる
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【パワーアップ】
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冬の日はとうに暮れたが、練習は続く。きついタイヤ押しを繰り返すと、寒さなど吹き飛んでゆく。この苦しいトレーニングが、甲子園での底力を生み出す
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【練習も真剣】
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ぎりぎりの攻守のせめぎ合いが勝負を分ける。走者は本番さながらに本塁を狙い、「そうは、させるか」と捕手。試合同様のプレーを全員が注視する
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【もっと鋭く】
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夢の舞台での活躍を誓い、課題の打撃練習は欠かせない。もっと鋭く、そしてよりパワフルに。寒い日も毎日続く
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