|
2002年7月27日(土)<朝刊>
きょう準決勝 昨年と同じ4強顔触れ
第84回全国高校野球選手権県大会第7日は休養日を挟んだ27日、春野球場で別表の準決勝を行う。ベスト4の顔触れは昨年と全く同じ。明徳義塾、室戸、高知、高知商。苦しみ抜いたチームがいれば、実力通りに盤石の内容で勝ち上がったチームも。大会終盤を迎え、白熱の好ゲームが期待できそうだ。
第1試合は明徳―室戸。5年連続甲子園にあと2勝と迫った明徳に、地元の熱烈な支援を背に意気上がる室戸が挑む。室戸の左腕細松が明徳の強力打線をいかに封じるか。
細松は大月との1回戦でノーヒットノーランを達成するなど今大会22回無失点。130キロ台の速球が低めに集まり、ボールになるカーブを振らせている。右打者の内角を突き、内外角と緩急を有効に使えれば、明徳打線も簡単には打ち崩せないだろう。室戸は2回戦、準々決勝ではそつのない攻め。3番植田が10打数7安打と当たっているだけに走塁の良い1番乾が出塁したい。
明徳は準々決勝の岡豊戦で終盤のピンチを何度もしのぎ切った。「打倒明徳」に燃える各校の挑戦を受ける立場に変わりはないが、苦しんだ分、何かが吹っ切れたかもしれない。気掛かりは、岡豊戦で15安打されたエース田辺。連投のきくタイプだけに186球を投げた影響は少ないだろうが、変化球の切れが戻るか。打線は機動力を絡めての“好投手”攻略には定評がある。2―4番以外は右打者を並べるだろう。
第2試合は高知―高知商。伝統校同士の夏の大会の対戦は3年ぶり。昨秋の県大会を制しながら惜しくもセンバツを逃した高知と、1997年の夏以来甲子園から遠ざかっている高知商。投打の地力で高知がやや勝るが、高知商もノーシードから勝ち上がってきた。互いの意地がぶつかり合う好勝負だろう。
第2シード高知は3試合を無失点で連続コールド勝ち。安定感を増した右腕森田に加え、故障明けの左腕エース福本も一戦ごとに調子を取り戻し、2試合10回で4安打。自慢の強力打線も上位下位とも振れており、万全の内容で勝ち上がってきた。
一方、高知商は2年エース加藤が好投し、初戦で第3シードの高知東を5―1で破った。だが、加藤が準々決勝の小津戦では9安打4点。復調ぶりが鍵を握る。打線はセンター中心にコンパクトに振れ、特に4番岡村が好機に打っている。ただ、当たっている打線も福本、森田の左右の高知投手から大量点を奪うのは難しい。先制点を奪って主導権を握り、3―5点までの接戦に持ち込みたいところ。打ち合いになれば、高知に分がある。
|