高知新聞
天気追加:
地震情報
台風情報
中部の天気
東部の天気
西部の天気

高知のニュース
国内・国際ニュース
おすすめトピックス

高知新聞購読申し込み

携帯サイト
iPhone版も登場!
坂本龍馬の部屋

とさあち
いちの土佐
おすすめグルメガイド

ピックアップ
楽しもう英語 English is Fun!!
岩崎四代物語
高知ファイティングドッグス

まんが
きんこん土佐日記web版
単行本7巻発売!
にゅーすけっち

病院・診療所 診療科目ガイド

ミュージアムマップ
イベント情報

音声ブラウザーご使用の方へ

47clubでお買い物

Google


 
高新写真コンテスト募集
声ひろばなど投稿
記事データのご利用
後援申請の用紙
サイトからのお知らせ


高新住宅総合展示場ライム

土佐いごっそう倶楽部

47news

釣りタイムズ
地球33番地公式サイト

企業情報
高知県内リンク
それぞれの分岐点 明徳義塾ナインの素顔
<7> 

  75人の力 


部員75人はセンバツ出場32校中最多。レギュラー争いは激しいが、競争からエネルギーが生まれる

 部員75人。今センバツ参加32校の中で最も多い。一方、全国にはPL学園や智弁和歌山のように「1学年10人まで」と部員枠を決め、少数精鋭主義のチームもある。

 馬淵史郎監督は少数主義を採らない。「全国に5000近い学校がある中で、うちを選んでくれるのは、ありがたいこと。うまい下手で選びたくない。技術の劣ってる選手がうまくなろうと努力する過程こそが大切」。75人の総合力がチームの力だ。

 選手が多い分、馬淵監督や宮岡清治部長をはじめ、コーチの飯野勝、重兼知之がつきっきりで指導。少しの時間も無駄にしないよう交代でノックを打つ。また、大会直前を除き、上級生全員がフリー打撃に取り組む。1年生も定期的に打撃練習があり、自主練習の成果を発揮しようと快音を響かせる。この冬、練習機会を増やすため、専用球場横にサブグラウンドも造った。

 2番打者候補として急成長した1年の沖田浩之は平等なチャンスの中で自分をアピールした。5月に左ひじを手術。昨年はずっとキャッチボールさえできなかった。秋以降の打撃練習で積極的な振りが監督、コーチの目に留まり、準レギュラーに。シート打撃でも快打を連発。ついに背番号7をつかんだ。

 もちろん全員がレギュラーにはなれない。馬淵監督は言う。「甲子園に出たりエースで活躍した選手が必ずしも幸せとは限らない。野球は人生の一部。それからの人生の方が長い。3年間を控えで過ごした方が、社会に出て頑張れるんじゃないですか。大切なのは今、自分のできることを精いっぱいやること」

 二塁手では池田直也、今村正士、台義明らが激しい争いを繰り広げる。今村は言う。「レギュラーになりたい。でも、それは結果。自分の役割を貫きたい。常にムードメーカーでありたい」。東京・府中第八中では生徒会長。昨夏、甲子園のアルプス席では志願して応援の大太鼓をたたいた。グラブには「ムードメーカー」の刺しゅう。ベンチでも大声を心がけるし、一塁コーチにも進んで立つ。

 台は「将来は教師になって野球を教えたい」という知識と判断力を買われ、三塁コーチという大事な仕事を任される。「誇りに思うけれど責任は重大。必死です」。入部時から欠かさずつける練習日誌は、3冊を超えた。この冬は実戦中心の練習が多く、メモ量も増えたという。

 佐藤翔太は昨夏、肩に違和感を覚えた。中学時代は投手だったが、「マネジャーの仕事をする先輩を見て、意味ある高校生活だと思った」。中学1年の夏休みの宿題でラジオ中継を聞きながらスコアつけをやった。習字二段で字もうまく、8月の新人戦からスコアラーに指名され、マネジャー役を務める。

 佐藤は打撃投手も買って出る。背番号はない。ピッチャープレートもないが、大切な“マウンド”に変わりない。「僕は練習が勝負。レギュラーに負けたくない。普通の打撃投手は打たせようとするでしょう。でも僕は苦手なコースへ投げる。打ち取りたいんです」

 そんな佐藤が甲子園で楽しみにしていることがある。「お前の誕生日、準々決勝の日やんか。絶対勝って誕生日を祝おう」。先週の練習後、誰からともなく声が上がった。チームメートが誓い合ってくれた。

 75人それぞれが思いを秘めながら、自らの役割を果たそうと懸命に努力を続ける。ベンチにもスタンドにも、それぞれに甲子園は訪れる。この春が飛躍のきっかけになれば、うれしい。

 写真部・佐藤邦昭

 運動部・早崎康之

 =おわり

 【写真】部員75人はセンバツ出場32校中最多。レギュラー争いは激しいが、競争からエネルギーが生まれる

   


それぞれの分岐点 目次に戻る。

高知新聞表紙ページに戻る。  

サイトマッププライバシーポリシーネット上の著作権新聞購読お問い合わせ