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秋の四国高校野球 県予選戦評

―第3日―   99年11月2日(火)

▽1回戦

窪川 6−0 追手前
追手前 000 000 000
窪 川 110 040 00×

 【評】窪川田辺が3安打無四球完封。細かな制球力はこれからだが、緩急をつけたカーブでペースをつかんだ。安打以外で外野に運ばれたのは右飛1個だけ。奪三振7、内野ゴロ16とほぼ完ぺきに追手前を封じ込んだ。打線は速球狙いで中堅返しを忠実に心掛けた。六番横山がいい場面で活躍。2点目の足掛かりとなった二回先頭での二塁打、五回二死一、二塁から2点三塁打と、いずれも高めに浮いた送球を狙い打った。

 追手前はカーブに対応できず、ボール球に手を出すなど打線がいまひとつ。短く持ってコツコツ当ててくる例年のしぶとさがもっとほしい。(森)


海洋 12−0 城山
城山 000 00
海洋 225 3×12
(5回コールド)

 【評】海洋の先発大崎は制球が良く、4回を投げて1安打を許しただけで3奪三振、1四球。打線も13安打と城山を圧倒して公式戦で創部初勝利を記した。

 一回、海洋は暴投や捕逸に乗じ4安打で2点。二回は安打出塁の二者を犠飛と内野安打で返した。攻撃の手を緩めず三回は打者一巡の攻撃。小松の右翼越え二塁打など3安打に相手エラーを絡め5点。四回も3連打に相手投手の暴投で加点した。引っ張らず、ピッチャー返しの素直なバッティングだった。

 城山は先発の三人が他クラブからの応援部員。7失策と守りの弱さが出た。(土居)


小津 6−5 宿毛工
宿毛工 001 020 002
小 津 100 040 10×

 【評】両チーム実力きっこうし終盤までもつれる試合。小津が逆転満塁ホームランで流れを引き寄せ、宿毛工のあと一歩の追撃をかわした。

 小津は一回の攻撃を3連打で先制したが、一死一、二塁、続く二回も無死一、三塁の好機を併殺で逃した。宿毛工に三回、同点とされ、五回も久保の左翼横を抜ける二塁打とスクイズで逆転を許した。流れが宿毛工に傾いたかに見えたその裏、小津は無安打で満塁とし三番岡田が左翼越え本塁打し逆転。これで生き返り、七回も外野手エラーに絡んで加点した。

 宿毛工は最終回に失策で1点差に迫ったが及ばなかった。(土居)


▽2回戦

明徳義塾 7−1 中村
中  村 000 001 000
明徳義塾 100 000 33×

 【評】明徳は七回、伏兵の背番号14、村田の一振りで、粘る中村を振り切った。

 村田はボール気味のカーブを強振。風にも乗って左越えソロ本塁打で2−1。さらに四球、内野失策、送りバントと攻め立てて二死二、三塁。ここで増田が左前に流し打ち、ダメ押しの2点タイムリー。八回にも2四球と田山、小川の連続適時打。終盤の猛攻で6点の大差となった。大会前に不調だった増田の完投も、今後に明るい材料だ。

 中村は六回、無安打で同点としたが、計5安打では苦しい。主戦森も右中指つめから血が出る故障を押して142球を投げたが、力尽きた。(掛水)


室戸 2−1 中芸
中芸 000 000 001
室戸 000 101 00×

 【評】室戸の順当勝ちだが、中芸の健闘が目立った。

 室戸打線は中芸牛窓の力のある直球とフォークボールを打ちあぐんだ。2得点はいずれも相手失策絡み。四回は二死三塁で内野ゴロ失、六回も無死一、三塁で一塁走者盗塁の際、ベースカバーに入ってないのに捕手が送球。中前に転がる間に三塁走者がかえった。川越はこの日もスライダーを“封印”。直球主体に投げたが、ボールが多く、投球数は142。投打ともに集中力を欠いた。

 中芸は以前に比べて格段に守備力が向上した。ピックオフプレーも上等の動きで、打力がつけば面白い。(掛水)


土佐 10−7 岡豊
岡豊 000 000 601
土佐 022 320 10×10

 【評】土佐はコールド勝ち寸前で継投が裏目に出たものの、五回までに14安打9点を挙げた活発な打線で逃げ切った。まず二回二死走者なしから合田、石元、栗田の3連続長短打で2点先行。岡豊先発安岡が打球を利き腕に当てたこともあり、三回早めのリリーフとなった溝渕からも中川の2点適時左前打で加点し、再登板の安岡も打ち込んだ。岡豊捕手陣の風邪とけがによる不調にもつけ込み8盗塁とかき回した。

 岡豊は七回、土佐二番手豊田を捕らえ6安打6点の集中打。一気に追い上げたが、再登板の合田には計7回で4安打と封じられた。(森)


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