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2001年9月21日(金)<朝刊>
甲子園組主力 残る明徳優位 投打充実の高知2番手
来春のセンバツ出場の選考資料となる第54回秋季四国地区高校野球県予選が22日、開幕する。31校が出場する今年は、春野球場の改修工事などのため、1、2回戦を中村市の四万十スタジアムと宿毛市の宿毛球場で隔週末に行う変則日程。2回戦終了後、1カ月弱の期間を置いて、10月25日の準々決勝から高知球場に熱戦の舞台を移す。四国大会(11月8−11日、松山市坊っちゃんスタジアム)には優勝、準優勝校が出場。また、県予選の8強以上は今春に創設された「21世紀枠」の推薦基準の対象となる。
優勝争いの中心は明徳。甲子園を経験した田辺−筧のバッテリーと主軸森岡が残り、他校を一歩リードする。新人戦は田辺が登板せず、筧、森岡が欠場する“飛車角落ち”で優勝。野手陣に抜け目のなさこそ感じられなかったが、体格は旧チーム以上。森岡、筧、田辺の中軸は実績十分で1、2番の出塁がカギ。外野守備、走塁などに不安もあるが、第1ゾーンでは抜きんでている。
2番手は新人戦準優勝の高知。切れ目のない打線は旧チームを上回る。先頭の大迫は俊足好打。明神、山下、福本の中軸は長打力がある。下位の1年もしぶとい。左腕福本は大崩れがなく、直球も130キロ台前半。カーブを織り交ぜて、大量失点はなさそう。上位に進めば、球威のある森田の復調も期待できる。
2校を追う各校では第2ゾーン、有力校が序盤からつぶしあう。1、2回戦が連戦になるのも厳しい。新人戦4強の高知商と昨年準優勝の主力が残る高知東は1回戦屈指の好カード。高知商は右横手岡林と1年加藤の継投か。打線は4番八木を軸に練習試合でも活発。新人戦で高知商に敗れた高知東だが、今橋、藤田の2枚エースを支える守備力が向上。持ち前の集中打が出るか。
室戸は1年左腕戎井が台頭。防御率は1.17。細松と両左腕の継投がありそう。打線は長打が少ない分、機動力を絡める。岡豊はやや小粒だが、攻守にまとまりが良い。1年バッテリーの土佐は、左打者の多い打線に旧チーム以上の援護が期待できる。その土佐と1回戦で当たる高知東工は11人と少ないがエース松浦は直球に威力があり、土佐も侮れない。
第3ゾーンでは中村が攻守にしぶとさがある。エース格の稲野が肩痛で投球を控えているが、村上、上岡、青木らタイプの違う投手がいる。須崎工は旧チームの主力が残る打線に厚みがある。追手前は山崎投手を中心に粘り強い。高知が有力の第4ゾーンは、中芸も好チーム。投打の核と頼む西岡のけがは痛いが、打線は機動力も使え、内野陣の動きも良い。
新チームに切り替わってから、2カ月足らず。攻守に発展途上のチームがほとんど。2回戦を突破し、準々決勝までの約1カ月間で、チームの完成度を少しでも上げたいところ。(早崎)
【写真】優勝候補の明徳が高知東に敗れた昨年の四国秋季高校野球県予選準々決勝。新チームに切り替わって日が浅く、ことしも波乱の展開となるか(昨年10月29日、春野球場)
2回戦3試合は 29日か来月6日
未定の2回戦3試合は高知高専、追手前、高知西がそれぞれ1回戦を勝った場合は、試験日程の関係で10月6日に行う。宿毛、須崎工、大方商が勝った場合は9月29日。会場はいずれも宿毛球場。開始時間は3試合の場合は第1試合が9時から。2試合の場合は10時から。1試合の時は13時から。
「飛ばないバット」 今大会から導入へ
今大会から重くて細い“飛ばない”金属バットが完全導入される。金属バットの軽量化が進み、打球の速さが増していることから、日本高野連が選手の安全面を考慮し、3年前から今秋からの導入を予定していたもの。規格の変更はバットの最大直径を70ミリ未満から67ミリ未満とし、重量も900グラム以上となる。
これまで使用されていた金属バットの大半は重さが800グラム程度。日本高野連やスポーツ用品メーカーの実験では、バットの重量が100グラム重くなるとスイングスピードが落ち、「打球速度、飛距離とも約1割落ちる」。また、重くするために金属部の肉厚が厚くなることで、「ボールをはね返す反発力も低くなる」という。
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