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総 評
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怖い守備の乱れ
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甲子園のかかる県内大会で24連勝中の明徳が、準々決勝で高知東に敗れ去った。大会前、明徳の馬渕監督は「秋のチームに不安なしはない」と、内野陣を若干心配した。外野は例年並み、打撃力は昨年より充実と分析していた。初戦から気持ちを引き締めると臨んだが…。歯車が狂えば、とんでもないことになる。まさかの7失策。最終回は3点リードを逆転された。
プレッシャー克服の難しさ、後のないトーナメントの恐ろしさ―。すべてはこん身のプレーに違いない。好不調もある。うまくいくかが紙一重の場合もある。それが野球の面白さ。ただ、自軍のチャンスをつくる前に、まず守りきることが基本とあらためて教える。守備の確実性を増しておくことが、攻めへの第一歩。多くの指導者が求めるように、土壇場の精神力も必要だ。
逆に、東は勢いに乗り、四国大会の切符を手にし、決勝でも高知と接戦。また、同じように元気なチームが台頭し、スタンドを沸かせた。準決勝に残った岡豊、雨の中の熱戦で追手前を下した高知西、一年生五人がレギュラーの高知工も伊野商を寄せ付けず奮闘した。
東の活躍で「やればできる」と、高知市周辺の県立校の勢いが増すだろう。また、室戸は好投手を擁し、打撃力をつけ四強に進出した。昨年の宿毛と同様、県立校の充実が戦力地図をさらに塗り替えそう。選手の分散で、「3強」への人材供給は難しくなる。優勝した高知も、その例外ではいられないだろう。
群雄割拠は面白い。しかし力の分散が、全国レベルの戦いでは、県勢の戦力ダウンを招く懸念もある。だが、古い枠では留められない。熱心な指導者と選手の前向きな練習で克服していくほかない。
また、今大会は高知球場の改修工事などで、特例的に2期に分け一カ月の空白があった。前半が盛り上がりに欠けたのは残念だった。
春野、高知球場の改修が終われば、外野が広がる。打撃はもちろん、外野守備やカットプレーなども対応が求められるだろうが、県外では当然の規格。この改修を全国へのステップに生かしてほしい。(土居)
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